現地時間7月2日(日)、第17回ヌーシャテル国際ファンタスティック映画祭にて、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』のワールドプレミアが開催され、主演の山﨑賢人、監督の三池崇史が登壇した。
海外での映画祭には初参加となった山﨑は「海外の人たちがジョジョをみてどういう反応をみせるのか気になりますし、その中で一緒に映画を観られるのは貴重な体験だと思うので自分も楽しみながら、最高のキャストと最高のスタッフで作りあげた、この三池監督のジョジョワールドを皆さんに楽しんでもらえたらと思います」と作品の出来に自信をのぞかせた。本作の初披露の場となったワールドプレミアに、三池監督は「日本でもお客さんの前では披露しておらず、世界で初めて皆さんに完成した本作を観て頂くので、楽しんでもらえること心から祈っています」とコメントした。
現地ファンとともに本作を鑑賞した2人。映画の上映が終わると、自然と拍手が巻き起こり“トレビアン”の声が沸き起こり、そのままスタンディングオベーションへと発展する大盛況ぶりに。その様子に、山﨑と三池監督ががっちりと握手をする一幕もあり、山﨑は初の体験に興奮した様子で笑顔で現地ファンの歓声に応えていた。
その後、熱気が冷めやらぬまま行われた上映後Q&A。現地ファンから撮影で一番大変だったことについて聞かれると、山﨑は「スタンドを出す、スタンドで戦うこと」と語り、それを受け三池監督は「CGIの予算に限りがあったので、彼には自力でスタンドを出してもらいました」と冗談を交えて回答。さらに、初めて観客に披露した心境を聞かれた三池監督は「よく漫画のことを知っている人がいて、それぞれリアクションが違って非常に楽しかったです。でも、観終わって皆さんの笑顔を見てほんとに助かりますし、救いになります」と、上映後の反応に満足している様子だった。
「ジョジョ」を映画化した理由についての質問が飛び出すと、三池監督は「長い間、荒木先生が連載をされており、現在一億部を超えています。誰にも実写化できないと言われ、何年も前から様々な人が実写化に挑戦したがなかなか実現しなかった。そして、今回、山﨑賢人という俳優が登場し、勇気をもって映画化した」と映画の制作秘話を明かし、続編については「続編ができるかどうかは、はじめて観た皆さんがおもしろかったと世界へ向けて発信してくれるかにかかっています」と、観客へ本作のPRを促していた。
また、映画化前に原作を読んでいたかという質問に対して山﨑は「正直言いますと、ジョジョは出演が決まるまでは読んでいなかったのですが、(出演が決定してから)読んで大ファンになりました!」と明かす。自身が演じる仗助というキャラクターについて「仗助に対してはすごく憧れる部分がありますね。自分自身がなかなかできないようなことをやってくれるので、かっこいいキャラクターだなと思います」と笑顔をのぞかせていた。
舞台挨拶後には、山﨑は「日本とはお客さんの感覚が違いますが、今回そのお客さんたちと一緒に観ることができていい経験になりました。スタンディングオベーションはうれしかったですね」と初の海外映画祭に感無量の様子だった。
映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は8月4日(金)より全国公開
【CREDIT】
原作:荒木飛呂彦(集英社ジャンプ コミックス刊)
監督:三池崇史
出演:山﨑賢人、神木隆之介、小松菜奈、岡田将生、新田真剣佑、観月ありさ、國村隼、山田孝之、伊勢谷友介
配給:東宝/ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:jojo-movie.jp
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