桐谷健太が血まみれの手を叩く『ビジランテ』メイキング写真、瀬々敬久らのコメントも

大森南朋×鈴木浩介×桐谷健太がトリプル主演を務める新作『ビジランテ』が12月9日(土)に公開される。この度、メイキング写真と各界の著名人からコメントが到着した。

ビジランテ

SR サイタマノラッパー』シリーズ、『22年目の告白 -私が殺人犯です-』で知られる鬼才・入江悠がオリジナル脚本で挑む本作は、別々の道を生きてきた三兄弟が、父の死をきっかけに運命を狂わせていくさまを描く。本作のタイトルになった「ビジランテ」は、「自警団」という意味を持つ。警察や法律がない世界、警察や法律が機能してない世界で、自分たちの力・判断で自分たちを守ろうとする集団を指す。高校時代に失踪した長男・一郎役に大森南朋、印刷会社社長で町の自警団団長の二男・二郎役に鈴木浩介、デリヘル業経営の三男・三郎役で桐谷健太が出演する。

メイキング写真は、俳優から“演じる”という虚構を剥ぎ取ったと言われるほど過酷極まりない撮影現場での真剣な表情から、一瞬の和んだ表情までも垣間見えるものとなっている。

瀬々敬久(映画監督)コメント


入江悠は、この一本で中上健次にどれだけ近づいたのか。 まさにサイタマ深谷を舞台にした「地の果て至上の時」だ。

コトブキツカサ(映画パーソナリティ)コメント


地元で生き続ける者と都会に自分の居場所を見つける者。川を渡らなければ見えない景色もあれば留まる事で理解出来る事もある。本作は全ての人間には逃れる事の出来ないノワール(暗黒)が存在すると教えてくれる。

馳星周(小説家) コメント


閉鎖的な地方都市は圧力鍋だ。閉じ込められ、爆発寸前まで熱せられる。鍋の蓋を開けたものが目にするのは激情と絶望のごった煮だ。素晴らしい。

鶴田法男(映画監督)コメント


「サイタマノラッパー」ならぬ「サイタマのゴッドファーザー」。田舎の権力者の元に生まれた三兄弟の凄絶な生き様。音楽映画、スパイ映画、サスペンス映画、そして本作と常に新たな才能を発揮する入江監督に感服。

東山彰良(作家)コメント


暴力は哀しい。それでも、暴力でしか証明できないやさしさがあるのだ。

尾崎世界観(クリープハイプ)コメント


酒に酔うと、人を貶める言葉ばかりが口をつく。 昨日もライブの打ち上げでそんな自分に絶望した。 でも今日、この映画を観て許された気がした。気のせいだとしても、すごく安心した。

今日マチ子(漫画家)コメント


身体に刻み込まれた世界から逃げるために必要なのは、血だ。断ち切るナイフを持って川を逃走する幼い兄弟が切ない。彼らはその後、何もないはずの土地が再生する悪夢にのみ込まれることになる。繰り返される運命は私たちがスクリーンを切り裂くことでしか救えないのだろうか?

山本舞香(女優)コメント


最初から最後まで、息もできないくらい胸がドキドキする刺激的な作品で圧倒されました。人間の複雑な環境、様々な人生の描写に衝撃が…。

映画『ビジランテ』は12月9日(土)よりテアトル新宿ほか全国公開

【CREDIT】
出演:大森南朋 鈴木浩介 桐谷健太 篠田麻里子
監督・脚本:入江悠
公式サイト:http://vigilante-movie.com

©2017「ビジランテ」製作委員会

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