トム・ホランドが主演を務める「スパイダーマン」シリーズが、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)から離脱することが決定的となった。The Hollywood Reporterなどが報じている。
今後、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)にトム・ホランド版スパイダーマンは登場せず、これまでリードプロデューサーを務めてきたマーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギが「スパイダーマン」シリーズに関与しないことが決定づけられ、スパイダーマンはソニー・ピクチャーズの下で独自の道を辿ることになる。
ソニー・ピクチャーズの声明によれば、ディズニーが21世紀FOXを買収したことで、新たに獲得したマーベルキャラクターの映画化で多忙を極めるファイギ社長が、「スパイダーマン」シリーズに関わることができなくなったために、MCUにおいてもスパイダーマンを登場させられなくなったという。
これまで、ファイギ社長がリードプロデューサーを務め、MCU作品として『スパイダーマン:ホームカミング』『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の同シリーズ2作品に加え、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』の5作品がプロデュースされてきた。
だが、The Hollywood Reporterによれば、ソニー・ピクチャーズとディズニーの交渉が決裂したことで、トム・ホランドが続投する残り2作品の「スパイダーマン」シリーズでは、ケヴィン・ファイギが関与しないだけでなく、MCUからも離脱し、ソニー・ピクチャーズの持つ権利内で映画を作ることになるという。