映画『空の青さを知る人よ』公開記念舞台挨拶が20日、都内・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、吉沢亮、吉岡里帆、若山詩音、監督の長井龍雪が登壇した。
本作は、「大人も泣ける感動アニメ」の金字塔として、多くのファンに支持された『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』で知られるアニメーション監督・長井龍雪の最新作。高校卒業後ミュージシャンとしての成功を夢見て上京するも売れず、地元の友人たちとも音信不通のギタリスト・金室慎之介と、13年前からやって来た18歳の慎之介・通称“しんの”役に吉沢亮。さらに、吉沢演じる金室慎之介のかつての恋人である、相生あかね役に吉岡里帆。あかねと2人で暮らす高校生の妹・相生あおい役に若山詩音。慎之介がバックミュージシャンをつとめる大物演歌歌手・新渡戸団吉役に松平健が声をあてる他、落合福嗣、大地葉、種﨑敦美らが参加する。
10月11日(金)の公開から大ヒットを記録している本作。ファンの間では「大人に刺さる激エモ映画」と評されており、吉岡は「デコピンのシーンがめちゃくちゃ好きで、すごくないですかあのシーン(笑)一人の観客として観たときに、『今の高校生こんなエモいことしてるのか…』と衝撃を受けました!」とにっこり。吉沢が「(予告編でも垣間見れる)『泣いてないし!』が…あれをきっとエモいと言うんじゃないかな」と明かすと、吉岡も「あれはやばい!!」と興奮しきりだった。
シッチェス・カタロニア国際映画祭アニマット部門(アニメーション部門)とオフィシャルファンタスティック・コンペティション部門の2部門にノミネートされ、先日現地での公式上映と舞台挨拶に参加した吉沢・吉岡・長井監督の3人。現地での反応に、吉沢は「すごかったですよ!日本の文化を知っていないと笑えないようなシーンでもすっごく笑ってくださって、熱も感じるし、日本を愛してくださっているのがビンビンに感じられました。すごく感動しましたね」と笑顔をのぞかせた。
吉岡は現地での観光も楽しんだようで、「(舞台挨拶にてスペイン語で)ハモン エスタバ ムイリコ!(生ハムとても美味しかったです)と話したくらい、『スペイン…永住あるかもな』と思うくらい美味くて感動しました!」と明かし、満喫した様子だった。
最後に吉沢は、「個人的に運命を感じたのが…」と前置きした上で、2011年放送の「仮面ライダーフォーゼ」にて仮面ライダーメテオ/朔田流星を演じた際に、本作に登場する秩父のライブ会場に触れ「僕が初めて変身した場所だったんです!めちゃくちゃ運命的だなと感じました」と告白し、感慨深い様子をのぞかせた。
映画『空の青さを知る人よ』は全国東宝系にて公開中
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