映画『シグナル100』完成披露会見が9日、都内・丸の内TOEIにて行われ、橋本環奈、小関裕太、瀬戸利樹、中村獅童が出席した。
宮月新原作の同名漫画を実写映画化する本作は、担任教師VS生徒36人、学校内で巻き起こるデスゲームを描く。担任教師の手により、突如として自殺催眠をかけられた36人の生徒たち。遅刻をする、電話をかける、涙を流す…ふだん行っていた行為が死を招く。その催眠発動(自殺)のシグナルは全部で100。死の暗示を解く方法はクラスメイトの死のみ。生徒たちが続々と自殺に追い込まれる中、死への恐怖から人間の本性が徐々に暴かれていき、やがて生き残りをかけた壮絶なデスゲームへと発展していく。
劇中衣装・制服姿で登場した橋本。完成した作品を観て「すごくスピード感があって、監督が『お化け屋敷のように楽しめる』とおっしゃっていましたが、その通りだと思います。怖いもの見たさをくすぐるような要素があって、とにかく一人一人の死に方が印象的なんです!顔が膨らんで破裂しちゃったり…死に方がバラエティに富んでいると思います」と明かす。
小関・瀬戸・中村が口を揃えて「(作品・現場を)引っ張ってましたよ〜!」と、橋本の座長ぶりに太鼓判を押すと、橋本は「デスゲームを繰り広げているとは思えないくらい和気あいあいとしていて、でもピリッと張り詰めたシーンでは、逆にみんなに助けられました。メリハリのある現場でしたね」と振り返る。小関は「簡単なようで難しいことだと思うんですが、30人以上いる生徒全員の名前を初日から覚えていたのは、見習わなければと思いました」とコメントした。
橋本演じる樫村に密かに想いを寄せるサッカー部一のモテ男・榊蒼汰役を演じる小関と、クールな性格の持ち主でクラスメイトたちからは一歩距離を置く和田隼役に扮する瀬戸。互いに対照的な役柄を演じているが、今作での共演に小関は「最初に会ったその日から『お昼一緒にラーメン食べに行こう!』って誘いました。(瀬戸の役は)クールですが、ご自身はすごく物腰が柔らかで話しやすい方でした」とハニカミ。瀬戸は「美味しかったね、ラーメン!裕太くんはどこでも歌ってる。現場でどこにいるか、だいたいわかる(笑)」とこぼすと、中村が「では、歌っていただきましょう!」と無茶ぶり。すぐさま小関は「オー・シャンゼリゼ」のサビ一節を披露し、サービス精神旺盛な一面をのぞかせた。
生徒を絶望の淵へと追い込む担任教師・下部役を演じる中村。対峙した橋本は「生徒と和気あいあいとしているシーンは獅童さんのほぼアドリブで、みんな自然と笑っていたんです。ガラッと変わって、狂気的なシーンになった瞬間に怖すぎて!目に見えない圧を感じました。ペシャンと潰されるんじゃないかってくらい、(オーラに)のまれましたね」と中村の怪演ぶりを明かした。
中村は、橋本との共演に「あんなすごい目力で僕に向かってきた女優さんは橋本さんだけです。全身で芝居を受け止めないと負けるなと思いました。素晴らしい女優さんです」と絶賛した。
催眠がテーマの本作にちなみ、「どんな催眠にかかりたい?」という質問が。橋本は「病気にならない!」と笑みをこぼし、「集中力・注意力を高めてくれる催眠」と小関。一方で瀬戸は「髪の毛がとまる催眠がいいな。これ以上伸びないでほしい、一番ベストな時でとめたい!」と天然ぶりをのぞかせ、会場を和ませた。
フォトセッションでは、橋本環奈、小関裕太、瀬戸利樹、中村獅童をはじめ、甲斐翔真、中尾暢樹、福山翔大、中田圭祐、山田愛奈、若月佑美、
映画『シグナル100』は1月24日(金)より全国公開
(C) 2020「シグナル100」製作委員会