映画『糸』大感謝舞台挨拶が12日、都内・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、菅田将暉が登壇した。
中島みゆきの名曲「糸」を映画化した本作は、平成元年生まれの男女が出逢い、別れ、そして平成の終わりに再びめぐり逢うまでの18年間を、「生活者の視点から見た平成史の変遷」とともに描きだす、壮大な愛の物語。主人公の男女を、菅田将暉と小松菜奈がそれぞれ演じる。共演に榮倉奈々、斎藤工、山本美月、倍賞美津子、成田凌、二階堂ふみ、高杉真宙、馬場ふみか、永島敏行、竹原ピストル、松重豊、田中美佐子、山口紗弥加、片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)らが名を連ねる。監督を、『64-ロクヨン- 前編 / 後編』『8年越しの花嫁 奇跡の実話』などで知られる瀬々敬久が務める。
8月21日(金)の公開から約8週目、53日目の時点で観客動員160万人、興行収入21億円を突破した本作(※10月12日時点)。今作初の有観客の劇場での舞台挨拶に、菅田は「ただただ、“ありがとう”と。お客さんの前での舞台挨拶が当たり前と思っていましたけれども、今日は全然違う景色に見えますね」とあいさつ。
今作をもう一度観たいと思える小ネタや注目ポイントについて、「エンディングの結婚式。みんなで笑顔になりながらも涙ぐんでいるところだったり、映っているかわかんないけど、チーズ工房の誰かのシャンパンに蜂が入ってる(笑)探してみて欲しいなと思います」と明かした。
サプライズで、菅田扮する漣の少年時代を演じた南出凌嘉、斎藤工扮する水島の部下・佐々木役の片寄涼太、葵を演じた小松菜奈からメッセージと質問が。南出は「少年時代を演じることができて、とても光栄でした。菅田さんに聞いてみたいことがあったのですが、演じる上で一番大切にされていることは何ですか?」と。菅田は「体調管理ですよ。健康に越したことはない。シンプルに体力がいるので。冬なのに夏の設定だったり、夏なのに冬の設定だったり…結構肉体を酷使するので体調管理は大切ですね」とコメントした。
「紅白の現場でお会いした以来なので、また近々お会いできたらなと思います」という片寄から、「役者としても歌手としても活躍されている菅田さんならではの、それぞれの仕事に対する向き合い方や意識していることはありますか?」と質問が。菅田は「体調管理です」と即答し、「まじで喉の管理は本当に大変なんです!お芝居でグワーッと叫ぶと次の日レコーディングとか絶対にできないので。喉の体調管理、もしくはスケジュール管理ですね。のど飴を舐めたり…唐揚げが良いみたいで食べてますね」と話した。
小松からは「この映画での相方、菅田将暉さんには本当にお世話になりました。菅田さんが堂々といてくれるからこそ、とても心強くて、葵として存在することができたと思います。ありがとうございました。また違う作品でともに戦えることを楽しみにしています。頑張ります」とメッセージが。「漣以外で演じるとしたら誰を演じたいですか?男女問わず教えてください」という質問に、菅田は「成田凌が演じた友人かなぁ。『ファイト!』をカラオケで歌うところがすごく良かったので。でも、女性として年齢を重ねたりドレスアップするのは女優さんだったらやってみたいですね」と答えた。
また、サプライズゲストとして漣の娘役を演じた稲垣来泉、中野翠咲が花束を持って登場。1・2年弱ぶりの再会に菅田は「可愛い!めっちゃ嬉しい!テレビとかでいろんな方の娘になっているのを見てます(笑)(花束を受け取り)ありがとう!」とハニカミ。「猫と犬をすっごく飼いたくって迷ってる」という稲垣に、菅田は「それ迷うな〜!飼ってなかったけど、犬がおじいちゃん家にいたり隣の家にいたりした。犬だったらどんな犬がいいの?」と目線を同じにして会話する。稲垣は「シベリアンハスキーちゃんとかチワワ、ブルドッグとか」とニコニコ。菅田は「ジャンル様々だね!(笑)」とツッコミを入れていた。
中野とは、ロケ先でアスレチックで遊んだり、「抱っこすると背面を反るのよ、それを俺が戻す遊びを3000回くらいやった(笑)腕パンパンになった」と思い出を振り返る菅田。「この1年で一番嬉しかったことは何ですか?」と菅田が聞くと、中野は「チーズどうじょうで遊んだのが一番嬉しかったです!」とにっこり。菅田は「わー抱きしめたい!」と膝をつき笑顔を見せた。フォトセッション中には、菅田が折ってプレゼントした折り紙を中野が“お守り”にしているというほっこりしたエピソードもあった。
映画『糸』は全国東宝系にて大ヒット公開中
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