『残穢【ざんえ】−住んではいけない部屋−』竹内結子、恐怖心克服ならず「ホラーは引退という形で…」

映画『残穢【ざんえ】−住んではいけない部屋−』初日舞台挨拶が30日、都内・丸の内ピカデリーにて行われた。この日、主演の竹内結子をはじめ、橋本愛、佐々木蔵之介、坂口健太郎、滝藤賢一、中村義洋監督ら豪華キャストが出席した。

第26回山本周五郎賞を受賞したベストセラー作家・小野不由美氏の同名小説を映画化。小説家の「私」のもとに、読者から「今住んでいる部屋で、奇妙な音がする」という一通の手紙が届く。調査を開始すると、そのマンションに住んでいた過去の住人たちが、数々の事件を引き起こしていた事実が浮かびあがり、不可思議な事件の連鎖に引き込まれていく。

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これまで「試写を抜け出した」「原作をそばに置いておくのでさえ怖い」「怖いものを克服したい」と、極度の怖がりなエピソードを明かしてきた竹内。中田秀夫監督の『リング』(‘98)でスクリーンデビューを飾ったものの「今回リベンジという形で挑戦したわけですが、ホラーに関しては引退という形で…」とホラー克服ならず。だが「もしお話をいただけるのであれば、いっそ飛び出してくるような、怖がらせるキャラクターをやりたい」と意欲をみせた。

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また、『白ゆき姫殺人事件』『予告犯』の中村組に初参加となった橋本は「監督の指示が端的ですごくやりやすかった。久しぶりにホラーを撮られるということで、こうしてご一緒出来て嬉しいですね」と笑顔をみせた。坂口も「『予告犯』でお世話になって、そのころはまだお芝居の右も左もわからない時だった。今回またご一緒出来て嬉しかったですね。現場は不思議な緊張感があるんですが、監督がホラーを楽しく撮るので、僕たちも撮影が楽しかったです」と振り返った。

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本作は、昨年10月に開催された第28回東京国際映画祭コンペティション部門にて海外からの注目を集め、11の国と地域(韓国・台湾・香港・マカオ・シンガポール・マレーシア・インドネシア・フィリピン・ブルネイ・ベトナム・中国)での上映、イタリアで開催される第18回ウディネ極東映画祭コンペティション部門への出品が決定した。中村監督は「“穢れ”の意味をどう捉えていただけるか楽しみですね!」と喜びを明かした。

 

映画『残穢【ざんえ】−住んではいけない部屋−』は全国公開中

【CREDIT】

監督:中村義洋

出演:竹内結子/橋本愛/佐々木蔵之介/坂口健太郎/滝藤賢一 他

配給:松竹

公式HP:http://zang-e.jp

©2016『残穢−住んではいけない部屋−』製作委員会

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