柳楽優弥×菅田将暉ら旬の若手俳優が共演する衝撃作『ディストラクション・ベイビーズ』が5月21日より全国公開される。この度、日本の映画界でもトップクラスの人気と実力を誇る俳優の山田孝之と綾野剛らから絶賛のコメントが届いた。
国内外から圧倒的注目を浴びる新鋭・真利子哲也監督の商業デビュー作にあたる本作は、愛媛県松山市西部の小さな港町を舞台に、通行人をターゲットにする無差別暴行、車の強奪など犯罪がエスコートしていく若者と、それを追う若者の狂気と欲望を描く群像劇。
山田孝之は「以前共演した作品の出来上がりを観た時に思ってはいたのだけれど、同事務所の先輩としての小さなプライドもあり言えなかった事実が今回『ディストラクション・ベイビーズ』での芝居を観た今は明言できる。彼の芝居はズバ抜けていて、こんな緻密で繊細なこと俺はできてないなって思う。柳楽優弥ってマジですげーよ」と絶賛のコメントを贈った。綾野剛も「銀幕から激臭がほどばしった 泰良の愚直 裕也の酔狂 那奈の逆鱗 将太の啓示 それぞれの正しさは、人の心を殺すのだろう」と衝撃を受けた様子。
『岸辺の旅』の黒沢清監督は「映画史上まったく前例のないキャラクターを真利子哲也は生み出した。その男は、まるで食べて寝るように人を殴り、殴られる。山のように犠牲者が出るが、それが彼にとっての安らぎなのだ。私もいつのまにか影響され、不思議なすがすがしさを感じ始めていた」と商業映画デビュー作となった真利子監督を称賛し、ドキュメンタリー監督の松江哲明も「こんな映画が見れることを彼と出会って12年間、待っていた。真利子、完勝だよ」とコメントを寄せた。
浅野忠信×二階堂ふみ『私の男』の監督・熊切和嘉は「それが彼にとっての存在証明であるかのごとく、ただ黙々と動くものを破壊する。高揚感とは無縁の、純粋な暴力。彼こそが暴力そのもの。外では絶対に会いたくないのに、スクリーンの中では、不思議と色気を感じさせていた」と柳楽の狂気っぷりを絶賛した。
映画『ディストラクション・ベイビーズ』は5月21日よりテアトル新宿ほか全国公開
【CREDIT】
監督・脚本:真利子哲也
脚本:喜安浩平
出演:柳楽優弥/菅田将暉/小松菜奈/村上虹郎/池松壮亮/北村匠海/三浦誠己/でんでん
公式サイト:distraction-babies.com
©2016「ディストラクション・ベイビーズ」製作委員会