映画『貞子vs伽椰子』完成記念イベントが23日、都内・品川プリンスホテル クラブeX（クラブ エックス）にて行われた。この日、主演の山本美月をはじめ、玉城ティナ、佐津川愛美、白石晃士監督、スペシャルゲストとして主題歌を歌う聖飢魔Ⅱのデーモン閣下が登場した。
『リング』シリーズのKADOKAWAと、『呪怨』シリーズのNBCユニバーサル・エンターテイメントによる、映画会社の枠を超えた“最恐”タッグが実現。貞子と伽倻子の呪いにかかった2人の女性が、生き残るために2つの呪いをぶつけ合うべく奮闘するさまを描く。
貞子の呪いのビデオを偶然手にしてしまった主人公・有里役の山本は「わりとホラーが好きで（オファーがきて）嬉しかったです。『リング』と『呪怨』の両方に出られる人ってなかなかいないじゃないですか！だから『ラッキー』って思いました（笑）」とあいさつ。呪いの渦に巻き込まれていく役柄に「叫び声だったり息遣いが過呼吸と同じ状態だったので、それを続けるのが大変でしたね。途中からおかしくなっちゃって、すごく笑っちゃったり、ハイでした！楽しかったし、運動したのでお腹すきました（笑）」と笑顔を見せた。
伽椰子が棲んでいると噂の廃墟の向かい側に引っ越してきた女子高生・高木鈴花を演じる玉城は「ホラー映画自体そんなに観たことがないんですが、怖いっていうより、『貞子vs伽椰子』ってどんな映画なんだろうっていう興味の方が強かったです」とコメントした。また、「普段の生活でおっきい声を出さないので、『出せるかな』っていう不安がありました。叫びをとにかく勉強して、いっぱい叫べました」と撮影を振り返っていた。
一方、山本扮する有里の親友を演じる佐津川は「ホラーを観るのが苦手なんですが、貞子の呪いにかかる役は普段経験できないので、『ちょっと面白そうだな〜』と思ってやらせていただきました」と出演の経緯を明かした。
キャスト陣が撮影時のエピソードを和気あいあいと話す中、本作の主題歌「呪いのｼｬ･ﾅ･ﾅ･ﾅ」を歌うロックバンド・聖飢魔Ⅱのデーモン閣下が突如登場。閣下の「平和ボケした諸君を、地獄に引きずり込んでやる」と不気味な語り口とともに、伽椰子と俊雄、続いて貞子が姿を現した。2組はゆっくりと接近し、お互いの体をぶつけ合うように対決を始めると、危険を察知した閣下が仲裁に。玉城が「恐いです…俊雄くんすっごい恐い」と怯える中、山本は「びっくりしました！楽しいですね、ウキウキします！」と満面の笑みを浮かべていた。
仲裁のおかげで落ち着きを取り戻した会場とキャスト陣。主題歌を担当した閣下は、今回のオファーに「面白いのがきたなと思ったよ。製作の方から『貞子と伽椰子、バランスよく』って言われたよ。何コーラスかあって、『ここが貞子のこと』『ここが伽椰子のこと』とにおわせる歌詞になっている。俊雄くんも入っているよ」とコメントした。
イベントでは、映画公式HP内の特設ページで実施中の“『貞子vs伽椰子』呪い勝つのはどっちだ！？「総選恐」キャンペーン”の中間結果が発表された。現在、若干の差をつけて貞子が「暗き一票」の投票数を上回っており、6月18日の公開初日までの投票数で勝利した方は「初日舞台挨拶」に登壇、敗北した方は都内某所で「ゴミ拾い」の罰ゲームが待っていることも明かされた。貞子がゆっくりとお辞儀をしたり、拍手をして喜ぶ中、伽椰子は床を叩きつけて悔しがっていた。
映画『貞子vs伽椰子』は6月18日（土）より全国ロードショー
【CREDIT】
監督：白石晃士
出演：山本美月、玉城ティナ、佐津川愛美、田中美里、甲本雅裕、安藤政信
製作・配給：KADOKAWA 公式サイト：http://sadakovskayako.jp
©2016「貞子vs伽椰子」製作委員会
