映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』来日お茶会見が20日、都内にて行われ、アリス役のミア・ワシコウスカが前作から約6年3ヶ月ぶりに来日し、監督のジェームズ・ボビン、プロデューサーのスザンヌ・トッドと共に会見に出席した。
本作は、悲しい過去に心を奪われ、帰らぬ家族を待ち続けるマッドハッターを救うため、時間を遡るアリスの冒険を描くファンタジー・アドベンチャー。チェシャ猫や“赤”と“白”の女王といった人気キャラクター達の幼年期の驚くべき<秘密>も明らかになる。
アリスのティーパーティーを“和”のテイストで再現した会場にとうじょうした来日ゲスト陣。日本ならではのお茶会風の会見に、スザンヌ「美しい!」ボビン「色鮮やかなものばかりだね!」ミア「本当に美しくて、ディティールも素晴らしいわ!」とそれぞれ和菓子を口に運んだりと楽しんでいる様子。
最新作についてミアは「今回、時間“タイム”から学ぶことはアリスにとってとても多いの。映画の冒頭で彼女は、自分の過去を変えようと考えているんですが、タイムとのやりとりの中で、その瞬間を生きる大切さを学んだことから、過去の自分を受け入れ、自分が誰であるかという強い思い、そして自分の周りにいる大切なものを大切に想う、そうして未来に進んでいくの」と述懐。
それを受けて、報道陣から「過去から学び、今に活かしていることは?」という質問が投げかけられた。ミアは「毎日学んでいるわ。一番素敵だと思うのは、たとえ過去に起きたことが自分にとって良いものではなかったとしても、学ぶことはある。そこに意味を見いだすこともできるじゃない。そこから自分自身について学ぶことができ、過去に起きた嬉しくなかったこともポジティブに捉え、未来につなげることができるのが素敵だと思うの」と真摯に語った。これにはボビンも「非常に深い質問だね!」と感心していた。
前作の監督ティム・バートンからバトンを受け取った気鋭の監督ボビンは「前作でアリスとマッドハッターが初めて会うお茶会で、彼は『時間“タイム”ともめてここから出ることができないんだ』と話しているんだ。今回は時間の経過、アリスの成長を少し悲しみを帯びたように描いている。時間が鍵なんだ」と笑顔でコメント。
ティム・バートンと名を連ねるプロデューサーのスザンヌは「ワンダーランドはアリスの中の潜在意識だと思うの。だからその世界では、彼女が見たものの声を理解できる。そして現実に戻った時にその大切さに気づく、素晴らしい物語だと思うわ」と本作の魅力を語り、「この映画のテーマは、時、時間です。サシャ・バロン・コーエン演じるタイムというキャラクターが出てきて、“時間の大切さ”を考えさせてくれるの。いかに自分が毎日を愛する人と過ごすか、そういう時間を無駄にしないことが大切なの」とメッセージ性があることを明かした。
ミアをはじめとした来日ゲスト陣は、6月21日のジャパンプレミアにも出席する。
映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は7月1日(金)より全国ロードショー
【CREDIT】
製作:ティム・バートン 監督:ジェームズ・ボビン
出演:ジョニー・デップ/アン・ハサウェイ/ミア・ワシコウスカ/ヘレナ・ボナム=カーター
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
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