『セトウツミ』菅田将暉、 祖父の現場訪問に笑顔「『来たで〜!』ゆうて2万円持ってきた」

映画『セトウツミ』初日舞台挨拶が2日、都内・新宿ピカデリーにて行われ、池松壮亮、菅田将暉、中条あやみ、監督の大森立嗣が出席した。

池松演じるクールな塾通いの「内海」と、菅田扮する天然な元サッカー部の「瀬戸」の名前をとったタイトル『セトウツミ』は、ケンカもない。部活もしない。壁ドンもしない。ただ喋るだけの“放課後無駄話”を描く青春ドラマ。

セトウツミ

大歓声で迎えられたキャスト陣。菅田は「僕と池松くんが、座って、喋っている映画です。完全にDVDで観るようなやつを…」と話すと、大森監督から「おい!」とツッコミが。菅田は改めて「そんな映画を、このでっかいスクリーンで観に来てくださった皆さんが大好きです!今後広めていっていただき、皆さん次第で続編が可能になることもありますので」と続編に期待を込めた。

セトウツミ

これまで様々なプロモーションを行い、その中で池松と菅田のコンビが話題となっていることに、改めてお互いの印象を聞かれた池松は「そうですねぇ…なんでしょう」とつぶやくと、菅田が「なんかあるやろ」とツッコミ。「菅田くんとは今年結構(共演が)続いたんで、多分しばらくはないと思う(笑)『あいつら離せ』みたいになると思う。また一周して続編があればやりますし、なければしばらくないでしょうけど、またどこかでお会いしたい」としみじみ語ると、菅田は「俺死んだんか!?」とツッコミ、会場からは笑いが起こった。

セトウツミ
セトウツミ

そんな菅田は、池松との印象を「下手したら一言も口をきかず終わるかと思ってた。今となっては、自分が大阪にいた時のような感じが出てくるほどの関係になりましたね」と明かした。池松は「他の映画の撮影でもこんな感じだったので、ちょっとうるさかったかな」と申し訳なさそうに語り、菅田も「某映画で東出くんも困ってたもんね」とつぶやいた。2人の共演に中条は「ほんとにその場の空気感をすごく大切にしていて、シンプルな男の友情っていいなって。すごく羨ましかったです」と撮影を振り返った。また、池松は「撮影中、ずっと座ってるだけなんでお尻が痛かった」と語り、菅田も「一週間同じ場所に座ったことある人います!?想像してみてください」と笑いをとった。さらに、撮影現場に菅田のおじいちゃんが訪問してきたようで、「『来たで〜!』ゆうて2万円持ってきたんです(笑)本人的には何か差し入れとかしたかったんやろうけど、何もないから、財布から2万円出してきた(笑)」と裏話を暴露し、会場は爆笑の渦に包まれた。

セトウツミ

イベントでは、本作のキャッチコピー“喋るだけの青春”にちなみ「〇〇だけの青春は?」という質問が。中でも菅田は「9割5分仮面ライダーだったんですが、残りの5分はずっと部活でした。アメリカンフットボールで、1年生の時しかできなかったんですが、1年生って部室に入らせてもらえなくて。ずっと体育館裏、“体育館裏の青春”でしたね。男みんな汗だくで、くっさいですよ〜(笑)」と高校時代を振り返っていた。

映画『セトウツミ』は新宿ピカデリーほか全国公開中

【CREDIT】
監督:大森立嗣
原作:此元和津也 (秋田書店「別冊少年チャンピオン」連載)
出演:池松壮亮/菅田将暉/中条あやみ/鈴木卓爾 /成田瑛基/岡山天音/奥村 勲/笠 久美/牧口元美/宇野祥平
製作・配給:ブロードメディア・スタジオ
公式サイト:www.setoutsumi.com

©此元和津也(別冊少年チャンピオン)2013 ©2016映画「セトウツミ」製作委員会

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で