『TOO YOUNG TO DIE!』 宮藤官九郎、ラーメンズ片桐が特殊メイクの苦悩明かすも「まったくいらない役なのに(笑)」

映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』大ヒット記念トークイベントが11日、都内にて行われ、宮藤官九郎監督、ラーメンズ・片桐仁がお揃いの地獄図Tシャツで登壇した。

本作は、宮藤官九郎が豪華キャストで贈る世界初“超地獄級”コメディ。まだキスもしたことがない、不慮の事故でホンモノの地獄に落ちた17歳の高校生・大助を、地獄専属ロックバンド・地獄図(ヘルズ)を率いる“赤鬼”キラーKの鬼特訓が襲う!生き返りを賭けた大助の地獄めぐりを描く。

TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ

長瀬智也演じるキラーKの先輩・鬼野を演じる片桐は、劇中に登場する“鬼Phone”“鬼Pad”の制作も担当し、舞台挨拶では実物を持参した。宮藤監督は「鬼phone、鬼padありきだった」と片桐が出演した経緯を語り、「(衣装を担当した)伊賀さんが台本を読んで打ち合わせの途中で、仁さんに頼んだ方がいいですよとアドバイスをいただいて。これだけ作ってもらうのも悪いなと思って、映画に出演いただこうということになったのですが、空いてた役が黄色い鬼と我慢汁だったんです。誰だか分かんない度で言えばいい勝負です。(笑)」と暴露した。

片桐は「特殊メイクに3時間かかった」と話し、宮藤監督も「すごい時間がかかって、会ったら誰だか分からなくて、人見知りしちゃった」とコメント。続けて「特殊メイクを担当するメイク部は(片桐の)顔がハデなので、元の顔に造形で勝とうとするんです」と笑いをとった。さらに、片桐の出演シーンは「すべてアドリブ」と明かし、「『痛い、痛い、痛い』とか言うから、桐谷くんが『アイシングしようか!』と言い出して、すごい面白かったんですけど。いつまでやるのかなって(笑)」と撮影時のエピソードを明かした。それを受けて、宮藤監督が「まったくいらない役ですからね(笑)」とつっこむと、片桐も「なんのために出演したんだって役ですからね」と納得した様子に、会場は爆笑の渦に包まれた。

この日は観客からの質問にも答えるティーチインを実施。輪廻転生が描かれた本作について、「生まれ変わるなら何になりたいですか?」という観客からの質問には、片桐は「運動神経のいい人。代々片桐家は運動神経が悪いことが分かっていますので、小中学校で運動神経がいいか悪いかで、その子の人格が左右される。プロ野球選手並みの運動神経の良い人がいいです」と答えると、宮藤監督は「人間だったらグラビアアイドルになりたい。本屋でサイン会や握手会やって、まだ脱いでないんだっけ?と思われるみたいな。イメージビデオを何本出せるかを争いたいです」と妄想を膨らませていた。

映画『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』は大ヒット公開中

【CREDIT】
監督・脚本:宮藤官九郎
出演:長瀬智也/神木隆之介/尾野真千子/森川葵/桐谷健太/清野菜名 他
公式サイト:TooYoungToDie.jp

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