村川絵梨主演『花芯』本編映像、林遣都が愛情と憤り入り混じる”大人の壁ドン”披露

2016年8月5日

瀬戸内寂聴原作の同名小説を村川絵梨主演で映画化した『花芯』が8月6日より全国公開される。この度、林遣都が村川絵梨に愛情と憤りが入り混じる”大人の壁ドン”を披露している本編映像が到着した。

原作は、新進作家として瀬戸内寂聴がまだ瀬戸内晴美として「新潮同人雑誌賞」を受賞するも、1957年の発表当時批評家から「子宮作家」との批判を浴び、長く文壇的沈黙を余儀なくされた鮮烈な恋愛文学。親が決めた許婚と結婚し、息子を儲けていた女性が、真実の愛を求めてさまようさまを描く。主人公・園子をNHK連続テレビ小説「風のハルカ」の村川絵梨が体当たりで熱演し、夫・雨宮を林遣都が、不倫相手の越智を安藤政信が演じる。

園子の不倫を疑い、夫の雨宮が詰め寄る場面から始まる本映像では、裏切られているにも関わらず捨てられない愛情との葛藤で苦しむ雨宮の姿が痛々しく映し出されている。雨宮は、全身全霊で園子を優しく包み込み、結婚するまで純潔を守り続ける理想的な夫だが、園子を求めるあまり完全に拒絶された雨宮は激高し、握り拳で壁を豪快にひと突きしてしまう。

林は雨宮役について「雨宮の内面は崩壊していると思いますが、園子の事が好きだから、大切にしたいという思いでグッとこらえることのできる男の方がより関係性が成り立つと思いますし、原作の簡単には見えない部分というのはそういう所ではないかと監督にも言われ、そう考えながら演技していました」とコメントを寄せている。