映画『真田十勇士』レッドカーペットセレモニーが29日、都内・新宿モア4番外にて行われ、主演の中村勘九郎はじめ、松坂桃李、大島優子、永山絢斗、加藤和樹、高橋光臣、石垣佑磨、駿河太郎、村井良大、荒井敦史、望月歩、青木健、加藤雅也、堤幸彦監督が出席した。
豊臣・徳川の最後の決戦“大坂の陣”から400年となる2014年、大ヒットを記録した舞台「真田十勇士」を、同作品の演出を手がけた奇才・堤幸彦監督により映画化。天下統一を目の前にした徳川家康と「豊臣の世を再び!」と復権を狙う豊臣家の対立が深まっていた戦国の世を舞台に、天下の名将と名高い真田幸村の隠れた“ヘタレっぷり” をサポートすべく立ち上がった抜け忍・猿飛佐助を筆頭に、一癖も二癖もある十人の勇士たちの活躍を描く。
台風の接近で天候が心配される中、登壇したキャスト陣。中村は「なんなんですかこの天気は!」と雨雲が見えない空を見上げ、「大雨の中やるのを覚悟してやってきたんですが、まさかのいいお天気。天も我らに味方をして、ヒットを願ってイベントをやらせてくれたのではないでしょうか。奇跡です」と喜び、松坂も「本当に奇跡ですね!直前まで雨が降る予報だったので、無事開催できたことを嬉しく思います」と胸をなでおろした。
堤監督は「『やっと出来上がりました』と言いたいところですが、まだCGをいじっておりますので、最後の最後まで足掻いて努力して、レベルの高いものに仕上げたいと思っております」と期待を込め、「ロケもキツうございました。でも皆さんの熱意がすごくて、それをなんとかカメラでがっちり捉えて、映画にギュッとパッケージして、今できる映像技術すべてを詰め込んだつもりでいます」と自信をのぞかせた。
セレモニーでは、真田幸村役の加藤雅也が白馬に乗って登場し「いいもんですね!皆さんもやってみては?」と満足げな表情を浮かべていた。松坂は馬と並走する撮影に「十勇士は馬と共に走ったんですが、そこはCGではなく『馬と並走して走ってくれ』と監督から言われました。馬より先に僕らが先行して走って(スタートして)、『馬と重なったところを使うから』と。足がパンパンになりましたね」と過酷な撮影を振り返った。
また、紅一点の大島は「みんな部活みたいなんです」と撮影現場の雰囲気を語り、「本当に仲良くてワイワイしていて、ちょっと仲間に入れなくて寂しかったですね」と苦笑い。だが、途中イヤリングを落としてしまうと、駿河がマイクを代わりに持ちサポートする紳士な一面をのぞかせた。大島は「ありがとうございます!」と笑顔を見せていた。
最後に中村は「過酷な撮影だったので、一致団結せざるを得ない状況でした。みんなで必死に寒さ・爆風・火・雨にどうやって戦えるかと。それはもう絆を深めるしかなかったですね。このメンバーの絆は何があっても揺るがないです」と共演者たちとの仲をアピールした。
映画『真田十勇士』は9月22日より全国公開
【CREDIT】
監督:堤幸彦 脚本:マキノノゾミ、鈴木哲也
出演:中村勘九郎、松坂桃李、大島優子/永山絢斗、高橋光臣、駿河太郎、村井良大、荒井敦史、望月歩、青木健、石垣佑磨、加藤和樹、伊武雅刀、佐藤二朗、野添義弘/松平健(特別出演)、加藤雅也、大竹しのぶ
配給:松竹・日活
©2016『真田十勇士』製作委員会