『四月は君の嘘』広瀬すずがファンからの絶賛の嵐に瞳潤わす、山﨑賢人は中川大志と相思相愛に

2016年9月10日

映画『四月は君の嘘』初日舞台挨拶が10日、都内・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われた。W主演の広瀬すず、山﨑賢人をはじめ、石井杏奈（E-girls）、中川大志、新城毅彦監督が登壇した。

累計発行部数400万部突破、“泣ける青春漫画”として称される新川直司の原作を『僕の初恋をキミに捧ぐ』『潔く柔く』の新城毅彦監督が映画化した本作は、ヒューマンメトロノームと称された天才ピアニスト・有馬公生と、ヴァイオリニスト・宮園かをりの恋と再生の物語。母の死を境にピアノが弾けなくなってしまう有馬公生を山﨑賢人、勝気で自由奔放、雲のように掴みどころのない宮園かをりを広瀬すずがそれぞれ演じるほか、石井杏奈、中川大志、甲本雅裕、本田博太郎、板谷由夏、檀れいが共演する。

昨年の4月ごろから、それぞれヴァイオリンとピアノの練習に取り組み始めた広瀬と山﨑。半年間の特訓を経て、2か月に及ぶ撮影、公開まで連日プロモーション活動に励んでいた2人。約1年半にわたり、役とひたむきに向き合ってきた広瀬は「（初日を迎えた）実感がなさすぎて、1年半前からヴァイオリンとこの世界に染まっていたので、（今日までが）物凄く速く感じて、なんだかよくわからない感じです」とふわふわとしたコメント。

有馬公生役の山﨑も「雲の上にいるような、すごく今ふわふわしています」と共感し、「撮影前からピアノの練習を半年間やって、撮影中もずっと練習したり、いつもピアノとともに過ごしていたので、撮り終わった時の達成感というか。いろんな想いがこもったものを、やっと今日皆さんに届けられる」と笑顔を見せた。

撮影中にキャストたちが「今日の一枚」と題した現場ショットを7月半ばから約1か月間更新し続け、本作のテーマである“想いを届ける”にちなんだ、ファンが投稿する「届け君嘘キャンペーン」を実施。ファン・キャスト・スタッフそれぞれの想いをひとつにした特製メッセージボードが登場した。

キャスト陣それぞれが思い出に浸る中、ファンから広瀬へ「最初は宮園かをりを演じることが怖いと言っていましたが、それを感じさせない迫真の演技に心打たれました」「嘘のない演技、ヴァイオリンを弾いている姿は女優魂が詰め込まれた音色に聞こえました」「かをちゃんを演じてくれて本当にありがとう」「宮園かをりがすずちゃんでよかった」とメッセージが寄せられた。

広瀬は「（プレッシャーが）死ぬほどありました。もう死んじゃいそうでした。原作ファンの方の中に“宮園かをり”という女の子が生きているので、彼女に命を吹き込んで演じるとこがすごく難しかった」と明かし、「今ちょっと喋りたくない、ワーッてなっちゃいそう。本当にありがたいです」と瞳を潤ませていた。

山﨑に対しては「初めて賢人くんのピアノを聴いた瞬間、涙が溢れました」「受験生ですが、今、君嘘を観れてよかった。ピアノを聴いて頑張ろうと思えた」「常に作品と役柄に向き合ってる。天然なところも好き」とメッセージが。山﨑は「嬉しいっすね。公生として練習頑張ってきて、お母さんの死をきっかけにピアノが弾けなくなってしまう公生が弾く、いろんな音が切ないんです。そう思ってもらえて嬉しいです」と喜びを語った。

澤部椿役の石井へは「杏奈ちゃんの『かをちゃんは渡が好きなの！だからあんたは私と恋するしかないの！』、めっちゃ可愛かった！」というメッセージが寄せられ、「恥ずかしいですね。私も原作を読んで、すご印象に残っていたシーン。どうやってこんな純粋な子を演じたらいいか考えてましたが、とにかく全力でやろうと思った」と語ると、急遽劇中同様、山﨑を相手に生披露することに。2人が役になりきって、名セリフを披露すると、広瀬＆中川が「かわいい！」と絶賛。観客からも大きな拍手が起こった。

一方、渡亮太を演じる中川には「名セリフが多いキャラだけど、大志くんにハマってる！」「サラッと言う感じ、あのサラッとが渡だよ！」と絶賛のメッセージが。名セリフの中でも「無理かどうかは女の子が教えてくれるさ」というセリフが話題を集めており、中川も生披露する流れに。仲良く寄り添って山﨑と打ち合わせをする姿に、会場は笑いに包まれていた。中川が「恥ずかしいねこれ（笑）久々に賢人が公生に見えて、なんか感動しました」と明かすと、山﨑も「俺も久々に渡を感じました」と仲睦まじい様子で笑顔をのぞかせた。そんな2人の姿に、司会者から「お互いどんなところが好きなんですか？」と聞かれ、2人揃って「全部好き！」と相思相愛な関係をうかがわせた。