『古都』松雪泰子が日本の美と伝統を体現する場面写真2点解禁、前売り券はお香の老舗「松栄堂」の“香りのしおり”に

2016年9月21日

川端康成の同名小説（現代版）をもとに、松雪泰子主演で新たに映像化した『古都』が11月26日より京都先行公開、12月3日に全国公開される。この度、美しい日本の美と伝統を感じられる場面写真が解禁となった。

京都とパリ2つの「古都」を舞台に、母と娘の人生が交差するさまを描く。京都の町で伝統の継承に生涯を捧げる呉服屋の姉・佐田千重子と京都伝統の北山杉の里で働く双子の妹・中田苗子を、松雪泰子が一人二役で演じる。また呉服屋の千重子の娘・佐田舞に橋本愛、双子の妹・材木屋の苗子の娘で、京都と並ぶもう一つの古都フランス・パリで一人国立美術大学に通い絵画制作に励む中田結衣を成海璃子が演じるほか、蒼れいな、蒼あんな、葉山奨之、栗塚旭、伊原剛志、奥田瑛二らが脇を固める。監督には、高校卒業後に渡米し、ハリウッドで8年映画作りを学び、帰国後もアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥなど名匠の現場に参加した経験を持つYuki Saitoが務める。

「文部科学省特別選定作品」に選ばれた本作。劇中内で松雪が着用する和装は宮内庁ご用達の藤井寛の着物や山口美術織物の帯を使用。解禁されたのは、そんな日本が誇る「ほんまもん」に身を包んだ松雪の美しい和装姿を捉えた場面写真2点。呉服屋の女将として、妻として表情の違いを魅せている。

また、10月1日より発売される前売券は、京都で1705年創業のお香の老舗「松栄堂」の“香りのしおり”が前売り券そのものに。松栄堂は暖簾をかかげて12代目の今日に至るまで、一貫して薫香製造を生業としてきた老舗。原料にこだわり、伝統的な製造技術によって生み出されたお香は、国内外に日本の「香り文化」を発信し続けている。