2013年末、惜しまれながら引退宣言を出した巨匠・宮崎駿。だが、11月13日(日)にNHKで放送されたドキュメンタリー番組『終わらない人 宮崎駿』において、決して“引退”してしまったわけではないことが明らかになった。
公開された番組の中で、宮崎監督は現在『毛虫のボロ』という短編のCGアニメーションを三鷹のジブリ美術館のために制作していたのだが、短編の出来に満足することができず、長編を作らなければならないと考えるに至ったのだという。
番組内で長年タッグを組んできた鈴木敏夫プロデューサーに企画を出す宮崎駿。鈴木プロデューサーによれば、これまで手で書くことにこだわりを持っていた巨匠がCGアニメーションの制作と奮闘していることも明らかになった。だがCGアニメーションになれば、通常5年の制作期間を要してきた宮崎作品の制作にかかる時間が短縮する可能性もある。
『毛虫のボロ』は生まれたてのボロが身近な世界の美しさに気がついていくというストーリー。“終わらない人”宮崎駿が再び長編映画アニメーションを制作中だ。
参考:http://www.hollywoodreporter.com/news/hayao-miyazaki-plans-one-last-anime-feature-946937