12月23日から期間限定で開催される「連載完結寸前 大銀魂展〜ツケが回る前にケツを拭け〜」プレス向け内覧会が22日、都内アキバ・スクエア(秋葉原UDX 2F)にて行われた。この日、実写映画『銀魂』で神楽を演じる橋本環奈が、「週刊少年ジャンプ」副編集長の大西恒平とともに囲み取材に応じた。
どれもこれも「え…。原画展ですよね?」と思わず笑ってしまう「銀魂」ワールド炸裂の珍妙な展示スタイルのオンパレードで開催される「大銀魂展」。感想を聞かれた橋本は「全部すごく良くて!『銀魂』の笑えるところもあれば泣けるところもある。最初入っていった時にいろんなシーンが見えて、すごく嬉しくなっちゃってずっと笑ってました」と笑顔。続けて「最後の方に『吉原炎上篇』や真選組のシーンがあって、ウルッときましたね。名言もたくさんあって、毎日来たいなと思いました。お忍びで来ちゃいたいくらい」と目を輝かせながら語った。
万事屋の前に捨てられていたのを拾われる「銀魂」のマスコットキャラクターであり、神楽と家族のような関係を築いていくペット・定春(さだはる)。その可愛らしい“お尻”を前に、橋本は「もふもふしたくなりますね!この肉球とかすごく可愛くて愛くるしいです、全部可愛い!映画ではCGなんですが、神楽と触れ合うシーンもあるので、まだどういう風になっているかわかりませんが楽しみです」と笑顔をのぞかせた。
原作の中で一番好きなエピソードを聞かれると、橋本は「単行本27巻に出てくる『寝る子は育つ』(アニメ第153話)が好きで。神楽が全然眠れなくて、『眠れないアル』って言うんです。そのLINEスタンプをよく使っていて(笑)その時の神楽の目が充血してる感じ、血走っている表情がすごく好きです」と明かした。また、「大銀魂展」では、150点以上のオリジナルグッズが販売されるが、なあでもお気に入りのものを聞かれると、「やっぱり神楽といえば『酢こんぶ』。映画の撮影でも食べました!オススメです」とアピールしていた。
原作では、神楽が思いっきり鼻をほじるシーンが描かれているが、今回実写映画で実演したか問われると、橋本は「実際ありました(笑)(福田雄一)監督から『小指の第一関節以上は過ぎましょう』と演技指導をいただきました。(撮影では)第一関節は過ぎていたらしいので、ちゃんと鼻をほじっています。カメラの前というか、人前で鼻ほじったのは初めてです(笑)」と照れくさそうに答えていた。
「銀魂」の初代編集者でありジャンプ副編集長の大西は「今回の展覧会のテーマは『水に流してもらおう』ということで開きました。勝手なパロディとか、下品な下ネタ、いろんなことをやってきたので、そういうのを水に流してもらおうと思いました」と解説。「本当は作家の空知英秋が来るべきではあったんですが、今日が締め切りの最終日でギリギリのところで戦っているんです。代わりに私が話しますが、連載当初は全く人気がなくて、読者からの人気アンケートで最下位というのがずっと続いてました。そこから何とか這い上がって、こうして展示会、実写映画にしてもらうなんて夢のようです。という話を空知英秋とよく話していますね。こんなこと当初は想像もしていなかったです!」と喜びをあらわにした。
「大銀魂展」は前期(12月23日〜12月31日)と後期(1月1日〜1月9日)で展示替えが行われ、「宿敵」や「攘夷」を特集した各エリアでは、前期は「神威 VS 神楽」「寺子屋時代」を、後期は「高杉 VS 銀時」「攘夷時代〜現在までの銀時たち」が展示される。
映像コンテンツでは、トイレをモチーフに壮大なストーリー が繰り広げられる、会場でしか見られない超大作な爆笑映像も。完全録り下ろしの豪華音声ガイド2種「万事屋篇」「真選組篇」が用意され、アニメ声優陣が奇想天外な「大銀魂展」を案内してくれる。詳しくは公式ホームページまで。
「大銀魂展」は12月23日(金・祝)から1月9日(月・祝)まで、都内・秋葉原UDX アキバ・ スクエアにて開催
©空知英秋/集英社