綾野剛が剣を極める、『武曲 MUKOKU』特報で村上虹郎との決闘シーンも

2017年1月19日

芥川賞作家・藤沢周の「武曲」を、第36回モスクワ国際映画祭最優秀作品賞を受賞した『私の男』の熊切和嘉監督が映画化した綾野剛主演映画『武曲 MUKOKU』が2017年6月に公開される。

本作は、古都・鎌倉を舞台に、“師匠と弟子”2人の男の愛と再生を描き出す。母は亡く「殺人剣の使い手」と称されていた父（現・植物人間状態）を持つも、アルコール漬けで自堕落な日々を送る剣道五段の矢田部研吾を綾野剛が、彼の前に現れるラップの作詞に夢中な天衣無縫の高校生・羽田融を村上虹郎がそれぞれ演じるほか、綾野扮する矢田部研吾の恋人・カズノ役に前田敦子、研吾とカズノが通う小料理屋の女将・大野三津子役に風吹ジュン、「殺人刀の使い手」研吾の父・矢田部将造役に小林薫、研吾の師である剣道範士八段の僧侶・光邑雪峯役で柄本明が出演する。監督を『私の男』の熊切和嘉が務め、脚本を『そこのみにて光輝く』の高田亮が担当する。

特報には、道場や庭先、体育館から嵐の中まで様々なシチュエーションで剣を交わす、綾野扮する研吾はじめとした男たちの迫力ある剣さばきが次々と映し出されていく。ラストには研吾と村上演じる融の決闘シーンも垣間見ることができ、各キャストの並々ならぬ熱量が伝わってくる映像に。