大ヒット上映中の『ゴースト・イン・ザ・シェル』から、オリジナル版でも屈指の名シーンのひとつ、主人公が光学迷彩で敵を圧倒する戦闘シーンの一部を収めた本編映像が到着した。
日本を中心に瞬く間に世界へと拡散し、世界が熱狂するバイブルと化した日本が世界に誇るSF作品の金字塔『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』。ハリウッドが実写映画化した本作は、脳以外が全身義体である世界最強の捜査官・少佐(スカーレット・ヨハンソン)が、上司の荒巻(ビートたけし)やバトー(ピルー・アスベック)らエリート捜査組織・公安9課の面々とともに、脳をハックする脅威のサイバーテロリストとの世界を揺るがす戦いに身を投じていくさまが描かれる。
圧倒的なハイクオリティで描き、攻殻機動隊の実写化にハリウッドが本気度MAXで挑んだことが伝わる本映像。レインコートを着た男が駆け抜けてきた先は、サイバーパンクを象徴するようなネオン煌めく近未来都市が奥に広がる用水地。不穏な気配を感じ取った男が銃を乱射するも手ごたえはなく、次の瞬間、光学迷彩で景色に完全に同化した少佐(スカーレット・ヨハンソン)が男を一蹴。姿を現してもなお無類の強さを発揮し、完膚なきまでに叩きのめす。
攻殻機動隊シリーズが描く近未来の世界観を象徴する名シーンとして名高く、オリジナルでも人気の高いこのアクションシーン。スカーレット・ヨハンソンの体当たり演技はもちろんのこと、あまりにも見事な映像技術で再現された少佐の光学迷彩シーンをデザインしたのは、ニュージーランドに拠点を置きVFXの最先端を行くWETAワークショップ。この世界的に有名なデザイン・特殊メイク工房でクリエイティブ・ディレクターを務めるサー・リチャード・テイラーは、本作の話を聞いた時のことを振り返り「アーティストとして、ファンとして、私たちはこのプロジェクトに参加せずにはいられなかったよ。原作は私たちWETAのみんなにとって大きなインスピレーションをもたらしてきた作品だし、そのキャラクターたちをアニメから取り出して、実写映画用の生きて動くキャラクターに作り上げるなんて機会は、想像もつかないほどのチャンスだったんだ!」とコメント。
映像表現に定評があり、もともと攻殻機動隊シリーズの大ファンだと公言しているルパート・サンダース監督も、オリジナルへの愛が溢れるこの場面を満足いくまで描けたのはテイラーのおかげであると大賛辞を送っており、「サー・リチャード・テイラーはテクノロジー、科学、そしてアートを横断できる数少ない映画製作者のひとりだよ。私は軽々しくこの言葉は使わないが、やはり彼は天才だ。志を同じくし、アーティスティックで、科学的で、才能に溢れた彼とそのチームに本当に参加して欲しかったんだ」と語っている。
映画『ゴースト・イン・ザ・シェル』は大ヒット公開中
【CREDIT】
監督:ルパート・サンダース
音楽:川井憲次
出演:スカーレット・ヨハンソン、ビートたけし、ジュリエット・ビノシュ、マイケル・ピット、ピルー・アスベック
配給:東和ピクチャーズ
公式サイト:http://ghostshell.jp/
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