映画『LOGAN/ローガン』来日レッドカーペットイベントが24日、都内・六本木ヒルズアリーナにて行われ、ヒュー・ジャックマンと監督のジェームズ・マンゴールドが登場した。
大ヒットシリーズ『X-MEN』において最高の人気を誇る“ウルヴァリン”ことローガンは、スパイダーマン、バットマン、アイアンマンらとともに2000年代以降のアメコミ映画の隆盛を牽引してきた孤高のヒーロー。本作では、ミュータントがほぼ絶滅し荒廃した近未来の2029年が舞台。治癒能力を失いつつあるローガンが、絶滅の危機にあるミュータントの唯一の希望となるローラという謎めいた少女を命懸けで守る姿が描かれる。
1年7ヶ月ぶりの来日となったヒューは、すぐさま会場に集まったファン800人に「アリガトウ!」と声をかけながらサインや記念撮影に応じる。報道陣のカメラにもピースサインで笑顔を振りまくなど、親日家として知られるヒューの愛嬌に会場全体が包まれた。
ステージに登場したヒューは「コンバンハ!」と日本語で挨拶し、「妻と親友のジェームズ・マンゴールドと日本に来られて嬉しいよ!17年間かけて続けてきたウルヴァリンのストーリー『LOGAN/ローガン』の(プロモーションを)ここ日本で迎えられること、最後の地にふさわしいね」とハニカミ。「実は2000年に『X-メン』のプロモーションを行ったんだけど、最初に訪れたのが日本だった。その時、息子は生後3ヶ月で、初めてにっこり微笑んだのが日本に来た時なんだよ!1週間前に17歳の誕生日を迎えた息子は、今は全くにっこりしないんだけどね(笑)僕にとっても家族にとっても、日本は本当に特別な場所なんだ!」とエピソードを明かし、会場を沸かせていた。(「1週間前に17歳の誕生日を迎えた息子は、今は全くにっこりしないんだけどね(笑)」の部分はヒューのジョーク)
マンゴールド監督は、ヒューとの『ウルヴァリン:SAMURAI』以来の再タッグに「今回も素晴らしい演技を見せてくれた。コミックス原作の映画、アクション映画史上に素晴らしい名を残す作品になったよ。この映画を観れば、ヒューがどれだけすごいかがわかるはずだよ!とても誇りに思っているのは、この素晴らしい友人と3作品を作り上げてきたこと。お互いを高め合いながら、型を破る冒険を共にできたことを誇りに思うよ」と、その喜びを打ち明けた。
イベントでは、ファンから「17年間ウルヴァリンを演じてきて、一番苦しかった思い出と一番楽しかった思い出を教えてください」との質問が。ヒューは「苦しかったことも、最も挑戦的だったことも、楽しかったことも、非常にやりがいを感じたのも『LOGAN/ローガン』だった。この作品のために、マンゴールド監督と前作が終わった4年前からずっと話し合っていたんだ。今回が9作目で最後の作品とわかった時、僕は(シリーズを通して)ウルヴァリンを演じられてラッキーだと思ったね。チームも素晴らしいし、どれだけ自分が恵まれた状況にいるか、改めてこの作品で確認できたんだ」と明かした。
最後に、2人の功績を記念して手形を作成。ヒューは「爪つけてくればよかった!」とジョークをこぼしていた。
映画『LOGAN/ローガン』は6月1日(土)より全国公開
【CREDIT】
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュワート
配給:20世紀フォックス映画
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