『花戦さ』豪華俳優陣集結!野村萬斎、佐藤浩市演じる千利休に惚れ惚れ「癒されますよ」

映画『花戦さ』完成披露上映会が29日、都内・有楽町朝日ホールにて行われ、主演の野村萬斎をはじめ、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市、山内圭哉、和田正人、森川葵、吉田栄作、監督の篠原哲雄が登壇した。

花戦さ

作家・鬼塚忠の同名小説を映画化した本作は、16世紀後半の戦国時代を舞台に、時の天下人・豊臣秀吉の圧政に苦しめられていく町衆を救うべく、京都の花僧・池坊専好が単身立ち向かう姿を描く痛快エンターテインメント。花を生けることで、戦乱に生きる人々の心を救う花僧・池坊専好役に野村萬斎、天下人・豊臣秀吉役に市川猿之助、織田信長役に中井貴一、前田利家役に佐々木蔵之介、茶人・千利休役に佐藤浩市が名を連ねるほか、高橋克実、山内圭哉、和田正人、森川葵、吉田栄作、竹下景子が共演する。

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役に入り込むために髪を坊主にして臨んだ萬斎は、開口一番「髪が伸びました」と笑いを取り、「少年のような池坊専好がいろいろな人間関係の中で戦に挑んでいく。それも花を持って挑んでいきます。彼の優しさに注目して観ていただけたら」と挨拶。

千利休を演じた佐藤は「ギラギラじゃない佐藤浩市が観れます」と観客を沸かせ、織田信長役の中井は「私の撮影日数は2日間だけ。3シーンくらい。物語の起承転結の中で、“承転”あたりはちょっと眠たくなるものですよね。この映画は(眠たくなることは)ないですが、割と私が出ているのは最初と最後なんです。もし私が出てなかったな?と思った方は最初から寝てしまったんだと思ってください」と笑いを取っていた。また、前田利家を演じた佐々木は「お花とかお茶が『身近なんだなぁ』と思えるポップな時代劇になっています。肩肘張らずにお気軽に楽しんでください」とアピールした。

花戦さ

一方、萬斎ら大御所俳優と共演する和田は、自身の演じる役について「専好さんを尊敬し、誰よりも専好さんを愛している役です。僕も本当に萬斎さんのことを大好きになろうと、ずーっと思いながら演じていました。ボーイズラブと言っても過言ではないような、熱い萬斎さん愛を味わってください!」とコメントしていた。

撮影中、京都が舞台の本作に「京都弁に慣れるのが大変でしたね」と話す萬斎。劇中では佐藤との共演シーンが多いが「映画で2回、ドラマで1回と共演していますが、いつも友人関係の役をやらせていただいて、今回も気持ちよくやらせていただきました。おもてなしが良くて、(千利休の)お手前楽しんでいただけたら。癒されますよ」と述懐した。

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佐藤は「京都でみんな一緒にいたので、すぐ仲良くなって、撮影の合間合間も映画の現場らしい雰囲気でしたね」と撮影現場の雰囲気を明かした。また、茶道の所作に苦戦したようで「違和感のないよう手の動きとかを気をつけて演じていたんですが、監督が手しか撮ってくれないので『吹替でもよかったんじゃないか?』って(笑)ちゃんと自分がやってますので、そこも楽しんでください」と語った。

映画『花戦さ』は6月3日(土)より全国公開

【CREDIT】
出演:野村萬斎 市川猿之助 中井貴一 佐々木蔵之介 佐藤浩市 高橋克実 山内圭哉 和田正人 森川葵 吉田栄作 竹下景子
脚本:森下佳子 原作:鬼塚 忠「花戦さ」(角川文庫刊)
音楽:久石譲 監督:篠原哲雄
配給:東映

©2017「花戦さ」製作委員会

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