岩井俊二原作の劇場アニメ『打ち上げ花火』新たに松たか子が参加、『アナと雪の女王』以来の声の出演

岩井俊二による同名原作ドラマを、『モテキ』『バクマン。』の大根仁が脚本化、「魔法少女まどか☆マギカ」の新房昭之が総監督を務める劇場アニメーション映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』が8月18日(金)より全国公開される。この度、新たに松たか子、花澤香菜、浅沼晋太郎、豊永利行、梶裕貴らの声の出演が発表された。

打ち上げ花火

原作・岩井俊二、脚本・大根仁、総監督・新房昭之が豪華タッグを組む本作は、“繰り返される夏の一日”、恋の奇跡を描くラブストーリー。「花火は横から見たら丸いのか?平たいのか?」夏休みの花火大会を前に、クラスのアイドル的存在・なずなに想い寄せる典道は、ある出来事から時間が巻き戻る不思議な体験を繰り返していく。再婚する母親から逃れようと「かけおち」を画策するヒロイン・なずな役に広瀬すず、典道役を声優初挑戦となる菅田将暉、典道の恋敵となるクラスメイト・祐介役を宮野真守が演じる。

打ち上げ花火
なずなの母(ヨリ)

松たか子が演じるのは、母親の再婚をきっかけに“かけおち”を思い立つ主人公の中学生・及川なずな(声・広瀬すず)の母親。アニメーション映画への参加は、『ブレイブストーリー』の主人公【ワタル】役、『アナと雪の女王』の主人公【エルサ】役、短編『アナと雪の女王エルサのサプライズ』を含め、今回が4度目。さらに、岩井俊二監督・脚本『四月物語』で鮮烈な映画初主演デビューを飾り、みずみずしい女学生を演じ注目された松たか子が、時を経て岩井作品原作のアニメーション映画に、ヒロインの母親役で参加する形になった。

また、なずな・典道・祐介のクラスの担任【三浦先生】を花澤香菜が、クラスメイトの【純一】を浅沼晋太郎が、【和弘】を豊永利行が、【稔】を梶裕貴がそれぞれ演じる。

打ち上げ花火

松たか子 コメント


今回オファーをいただいたときは、私でいいんでしょうか?と思いましたが、岩井さんのストーリー、大根さんの脚本はまさに「青春!」で、新しい作品の小さな力になれたら、と思い受けさせていただきました。いままで何度か声のお仕事をしていますが、アニメーションに描かれたキャラクターとどこまでひとつになれるのかが、難しいです。今回“なずなの母親”を演じる上で、なずなが家を出て行きたくなるような母親になれれば…と。でも、どこか似ている母娘の姿が伝わったら、と思い演じました。アフレコでは、「なずな!」という台詞の言い方を新房監督に色々と教えて頂きながら名前を呼び続けました。

岩井俊二さんのドラマが新たにアニメーションとして生まれ変わるということで、魅力的なスタッフ、キャストの皆さんによって、また色鮮やかによみがえることを、私自身も楽しみにしています。

新房昭之総監督 コメント


松さんの圧倒的な存在感に驚きました。自分の再婚のために娘を転校させてしまう自由な母親という役でしたが、松さんの声には娘に対する様々な気持ちが滲み出ていました。マイクの前で声を発しているのに、あたかも実際にそこにいるかのような迫力を感じ、声だけでなく全身で芝居をしていただいていました。やっぱりすごいんだ…と感動。全力でぶつかってくるなずな(声:広瀬)に、きちんと大人の声で応えていただきました。

川村元気プロデューサー コメント


岩井俊二監督の「四月物語」、における松たか子さんの印象が鮮烈で、今回岩井作品を原作とするにあたり、ぜひ参加していただきたいと思いました。「アナと雪の女王」で、松さんの声の演技が素晴らしいことは日本中の方が知っているところだと思いますが、今回は広瀬すずさん演じるヒロイン・なずなの母親役ということで、また新しい一面を見せていただいております。僕自身は映画「告白」以来の松さんとのお仕事でしたが、新しい表現を魔法のように繰り出す松さんに今回も圧倒されました。

映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』は8月18日(金)より全国東宝系にて公開

【CREDIT】
声の出演:広瀬すず 菅田将暉 宮野真守
原作:岩井俊二 脚本:大根仁
総監督:新房昭之 監督:武内宣之 音楽:神前暁
アニメーション制作:シャフト
公式サイト:http://uchiagehanabi.jp

©2017「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」製作委員会

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