岩井俊二による同名原作ドラマを、『モテキ』『バクマン。』の大根仁が脚本化、「魔法少女まどか☆マギカ」の新房昭之が総監督を務める劇場アニメーション映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』が8月18日(金)より全国公開される。この度、本作の主題歌がDAOKO×米津玄師のコラボ楽曲「打上花火」に決定した。
原作・岩井俊二、脚本・大根仁、総監督・新房昭之が豪華タッグを組む本作は、“繰り返される夏の一日”、恋の奇跡を描くラブストーリー。「花火は横から見たら丸いのか?平たいのか?」夏休みの花火大会を前に、クラスのアイドル的存在・なずなに想い寄せる典道は、ある出来事から時間が巻き戻る不思議な体験を繰り返していく。再婚する母親から逃れようと「かけおち」を画策するヒロイン・なずな役に広瀬すず、典道役を声優初挑戦となる菅田将暉、典道の恋敵となるクラスメイト・祐介役を宮野真守が演じる。共演に松たか子、花澤香菜、浅沼晋太郎、豊永利行、梶裕貴らが名を連ねる。
音楽シーンで圧倒的な存在感を放つ米津玄師が作詞、作曲、プロデュースした楽曲「打上花火」。本作の企画が進む中で製作陣から名前が挙がった注目の女性ラップシンガー・DAOKOとともに、切なくも儚い世界を歌い上げる。挿入歌としては、岩井俊二の原作ドラマで主題歌として使用された「Forever Friends」をDAOKOがカバー。「Forever Friends」のミュージックビデオを岩井俊二がドラマのロケ地で撮影することも明らかになった。
DAOKO コメント
遠くに見えるおおきな入道雲や、夕焼けのオレンジが反射してきらきらとしている水面、波の音が止まない渚を、男の子と女の子が歩いている情景を浮かべながら歌いました。もうあの時のようには感じられないことばかりだけれど、聴いてくれたみなさまに、典道くんとなずながみているうつくしい世界をこの歌で感じていただけたらなと思います。今年の夏は、きっと花火のように。
米津玄師 コメント
岩井俊二さんの原作が好きでした。夏のひとときの切なさを表現できればと思い作り始めました。DAOKOさんの歌声も相まって、とてもいいものになったと思います。これから映画がどういうものになっていくのかがとても楽しみです。
新房昭之監督 コメント
プロデューサーから主題歌をDAOKOさんと米津玄師でとご提案を頂き、驚くと同時に、これはおもしろくなるなと思いました。もともと自分自身DAOKOさんに注目しており、その声とセンスに魅了されていました。また米津玄師さんとは「3月のライオン」でご一緒させていただき、その才能を目の当たりにしていました。今回はそんな2人のコラボレーションによって新たな化学反応が生まれ、素晴らしい名曲が誕生したと思います。エンディングに流れる2人の歌声が、なずなと典道の物語をより美しく輝かせてくれました。DAOKOさんと、米津さんには、本当に感謝しています。
岩井俊二 コメント
まさかForever FriendsのPVを撮りに同じロケ地にふたたびお邪魔することになるとは人生っていろんなことがあるものです。DAOKOさんを4Kで撮りながら歳月の流れを痛感しました。かつてのドラマはKで言ったら約0.5k?当時はそんなスペックで「北の国から」も撮られていたのです。せめてフィルムで撮っていたら。ネガが残ってたら。今更ながらいろんな"If"を考えてしまいました。そんなことよりDAOKOさんによってForever Friendsが蘇ったことを祝福しないと。ありがたいです。
映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』は8月18日(金)より全国東宝系にて公開
【CREDIT】
声の出演:広瀬すず 菅田将暉 宮野真守
原作:岩井俊二 脚本:大根仁
総監督:新房昭之 監督:武内宣之 音楽:神前暁
アニメーション制作:シャフト
公式サイト:http://uchiagehanabi.jp
©2017「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」製作委員会