『火花』菅田将暉、桐谷健太が互いの相方に感謝「ツッコんでくれたら笑いが起きるって信じてた」

映画『火花』完成披露試写会が8日、都内・東京国際フォーラムにて行われ、W主演の菅田将暉、桐谷健太をはじめ、木村文乃、川谷修士(2丁拳銃)、三浦誠己、監督の板尾創路が登壇した。

火花

イベント開始早々、川谷が「観てもらったら分かると思いますが、僕がこの映画で一番得してます!」と挨拶すると、劇中で漫才コンビを組む菅田が「面白〜い」とボソッとツッコミ。川谷は「愛のないツッコミしやがって!」と笑い、仲睦まじい様子をのぞかせた。

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関西出身で「お笑いが大好き」という菅田と桐谷。“お笑い芸人”を演じてみて「難しいなんてもんじゃないです...」と菅田。続けて、「板尾さんがOK出してくれたら『もうええや』という感じでしたね。安心感がありました。あと、僕の相方の(川谷)修士さんがツッコんでくれたら笑いが起きるって信じていたので。ずっと2人でネタ合わせしてましたから」と述懐した。

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一方の桐谷は「漫才師の役なので、イン前に相方(三浦)と代々木公園で練習したり、カラオケボックスで練習したりとか。人前でやらないと芸人としての気が通わせられないということで、お笑いライブでお客さんが捌けたあとに若手の芸人さんやスタッフさんの前でネタをやったりしました」と振り返る。

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さらに、「【神谷】という役は、原作を読んだ時に、いろんなエッセンスの入った人間だなと思った。そこも一つのハードルで『どうやって演じようかな』と思っていたら、代々木公園で練習してる時に相方(三浦)が『桐谷健太の面白いやり方でやれば【神谷】になる』って言ってくれて。映画の撮影入る前に感謝しましたね。ぶっちゃけ10何年前に別の映画で共演してて、その時はめっちゃ嫌なやつだったんです。でも映画が撮り終わるころには大好きになってました(笑)」と、コンビを組む三浦の存在に助けられた様子だった。


又吉直樹による初純文学作品・第153回芥川賞受賞作を板尾創路が映画化した本作は、漫才の世界に「夢」を持って身を投じるも、結果を出せず底辺でくすぶっている青年【徳永】と、強い信念を持った先輩芸人【神谷】が出会い、「現実」の壁に阻まれ、「才能」と葛藤しながら歩み続ける青春ドラマを描く。

お笑い芸人【徳永】役に菅田将暉、先輩芸人【神谷】役に桐谷健太が扮するほか、神谷の恋人【真樹】役に木村文乃、徳永とコンビ「スパークス」を組むツッコミ担当【山下】役に川谷修士(2丁拳銃)、神谷とコンビ「あほんだら」を組むツッコミ担当【大林】役で三浦誠己が共演する。主題歌はビートたけしの名曲を菅田将暉×桐谷健太の2人がカバーした「浅草キッド」に決定している。

映画『火花』は11月23日(木・祝)より全国東宝系にて公開

【CREDIT】
原作:又吉直樹著「火花」(文藝春秋 刊)
監督:板尾創路(『板尾創路の脱獄王』、『月光ノ仮面』)
脚本:板尾創路、豊田利晃(『青い春』、『クローズEXPLODE』)
出演:菅田将暉、桐谷健太、木村文乃、川谷修士、三浦誠己、加藤諒、高橋努、日野陽仁、山崎樹範ほか
配給:東宝 公式サイト:http://hibana-movie.com/

©2017「火花」製作委員会

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