菅田将暉「墓場まで持っていきたい」『火花』川谷修士との思い出深いシーン告白

映画『火花』完成披露試写会が8日、都内・東京国際フォーラムにて行われ、W主演の菅田将暉、桐谷健太をはじめ、木村文乃、川谷修士(2丁拳銃)、三浦誠己、監督の板尾創路が登壇した。

火花

一番思い出深いシーンは?年の差“20”で漫才コンビ組んだ2丁拳銃・川谷修士との仲睦まじいエピソードも


劇中でお笑いコンビ・2丁拳銃の川谷と漫才コンビ「スパークス」を組む菅田。思い出深いシーンを聞かれると「クライマックスでの漫才シーン。その時の修士さんの顔が忘れられない。墓場まで持っていきたいくらい好きな顔なんです」と告白。

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だが、「感情があるのかないのかわからない顔なんですけど」と言うと、川谷は「それ褒めてるですか!?」とツッコミ。菅田は「20年漫才をやってる人だからこそ出せる、切なさと本気が混じった顔。ぜひ観て欲しいですね!」と川谷を絶賛していた。

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菅田お気に入りのシーンについて、川谷が「ほんまにすごく良いシーンになってると思います。ラスト漫才やったなと...」とこぼすと、菅田は「うわ!今ラスト漫才って言うた...」とツッコミ。川谷は「いやいや、ラスト漫才が何本もあるから!」「すぐ俺の間違いをツッコむんですよ!」と慌てて訂正し、笑いをとった。

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そんな2人に対し、監督の板尾は「ちょうど菅田将暉が生まれた頃に2丁拳銃の川谷修士がデビューしてまして、その2人がコンビを組んでいる。年が離れているけどコンビに見えるでしょ?それは菅田将暉が修士のことを同級生のように接してるからなんです」と明かす。

続けて「それは菅田くんの、ある意味の礼儀正しさで。修士に対して同じ目線でいなきゃいけないと思っている礼儀であって、俳優として素晴らしいなと思いました」と菅田を讃えた。

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菅田は「修士さんの方から『敬語で話さんくてもええよ』って言ってくれたんです。その日、僕ら6時間くらい呑んでて、僕をタクシーに乗せて見送ってくれたんですが、後々聞いたら『あのあと吐いた〜』って(笑)すごい愛おしいし、撮影もそっから入れたので良かったですね」と語った。


又吉直樹による初純文学作品・第153回芥川賞受賞作を板尾創路が映画化した本作は、漫才の世界に「夢」を持って身を投じるも、結果を出せず底辺でくすぶっている青年【徳永】と、強い信念を持った先輩芸人【神谷】が出会い、「現実」の壁に阻まれ、「才能」と葛藤しながら歩み続ける青春ドラマを描く。

お笑い芸人【徳永】役に菅田将暉、先輩芸人【神谷】役に桐谷健太が扮するほか、神谷の恋人【真樹】役に木村文乃、徳永とコンビ「スパークス」を組むツッコミ担当【山下】役に川谷修士(2丁拳銃)、神谷とコンビ「あほんだら」を組むツッコミ担当【大林】役で三浦誠己が共演する。主題歌はビートたけしの名曲を菅田将暉×桐谷健太の2人がカバーした「浅草キッド」に決定している。

映画『火花』は11月23日(木・祝)より全国東宝系にて公開

【CREDIT】
原作:又吉直樹著「火花」(文藝春秋 刊)
監督:板尾創路(『板尾創路の脱獄王』、『月光ノ仮面』)
脚本:板尾創路、豊田利晃(『青い春』、『クローズEXPLODE』)
出演:菅田将暉、桐谷健太、木村文乃、川谷修士、三浦誠己、加藤諒、高橋努、日野陽仁、山崎樹範ほか
配給:東宝 公式サイト:http://hibana-movie.com/

©2017「火花」製作委員会

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