『先生!』生田斗真、広瀬すずの花冠姿に「天使だね!」

映画『先生! 、、、好きになってもいいですか?』大ヒット御礼舞台挨拶が8日、都内・新宿ピカデリーにて行われ、生田斗真、広瀬すず、三木孝浩監督が登壇した。

先生!

平日にも関わらず女子中高生の姿も見られる程、女性客を中心に多くの人がつめかけた本舞台挨拶。満席の会場を見渡した生田は、改めて本作について「僕の友人もたくさん観てくれたのですが、男でもグッとくるところがあるみたいで。本当に泣けたという声が多くて嬉しいですね、頑張って良かったなと思います」としみじみ語り、広瀬も「私の友達も観てくれた子が多かったのですが、みんな伊藤先生に恋していました。『あんな先生いたらいいね』って。クールなところにみんな惹かれていましたね」とコメントした。

MCから『注目して欲しいところは?』と問われた生田は「僕の“前腕筋”ですね!」と即答。続けて「撮影中も女性スタッフの方たちが、シャツの袖の捲り方とかをすごくこだわっていて。女性は好きな方が多いみたいなので、筋肉が注目ポイントですね…って何話してるんだろうね(笑)」と、照れ笑いをみせ、予想外な解答に笑いが起きる場面も。

また、三木監督は「響の『へっ?』っていう表情をしている顔ですね。唐突に何かされたりしている時の顔なのですが、お客さんからは『その時の顔がめちゃくちゃ可愛くて好きです!』っていう感想が結構多くて」と語りつつ、「伊藤先生に関しては、目線を合わせる場面と、合わせない場面があるところに注目して欲しいですね。伊藤の目線から、感情を言葉にできない部分や、伊藤の心情が読み取れるかなと思います」と、監督ならではの見所を熱弁した。

先生!

イベントの中盤では、原作者の河原和音から生田と広瀬に向けて手紙が贈られた。生田に対しては「全シーン全カット、とにかくかっこよかったです!伊藤先生を演じたのが生田さんで本当に良かった!」と大絶賛し、広瀬に対しては、「普通の女の子なので演じるのが難しかったのではないかと思います」「でも、響の気持ちを泣きながら伝えてくれたので、私も泣きました」と率直な言葉が届いた。

それを受けて生田は「この作品の一番のお客さんは河原先生だと思います。その河原先生に喜んでもらえたというのは一番嬉しいですね」と述べ、広瀬も「河原先生にこんな風に言っていただけて、なんだか救われました。響を演じられて幸せです」と語ると、会場からは温かい拍手が贈られた。

そんな二人三脚で頑張った生田と広瀬は、お互いに感謝の気持ちを込めたプレゼントを交換。生田が用意したのは真っ白な花冠で、広瀬の頭に優しく乗せると、広瀬も生田の胸ポケットにブートニアを刺して応えた。花冠をつけた広瀬の可愛らしい姿に、生田は「すごく似合ってる!天使だね!(笑)」と思わず笑みをこぼし、共に映画を作り上げた2人のならではの様子に会場は黄色い歓声と大きな拍手に包まれた。

先生!

最後に生田は「僕にとって久しぶりの、すずちゃんにとっては初めてのラブストーリーだったので、とっても良い経験をさせていただけた気がしています。一生懸命愛情込めて作った作品なので、この映画をずっと好きになり続けて欲しいなと思います」と話し、広瀬も「多くの方に、恋する喜びや苦しさなど、色々な感情に出会って、何か背中を押してもらえる作品になってくれたらいいなと思います」とメッセージを送った。

イベントの最後では、来場者全員に、生田と広瀬が感謝の気持ちを込めて、ガーベラを手渡しでプレゼントするというサプライズも用意され、終始観客を興奮で包む舞台挨拶となった。

原作者・河原和音 手紙全文


【生田斗真 様】
伊藤先生をとにかくかっこよく演じてくださってありがとうございます。全シーン、全カットかっこよかったです。自分が絵を描くときはへんな顔だなっていうコマとかあるんですが、映画は何でもないしぐさ、ひとつひとつのセリフ、手抜きなしで全部かっこよかったです。スーツの感じとか、寝ているところとか、とてもよかったです。かっこよさを意識していない風なのもよかったです。山場の自分の気持ちを告白する場面と自分の気持ちに向き合う場面の表現は生田さんでほんとうによかったと思いました。大人の男の人で、同じ立場じゃなくても、同じように大人だから、分別と心の闇で葛藤した事がある人なら泣けるかもしれないと思いました。先生は、心の中を表に出さないけれど声や表情からやさしさとかまっすぐな心がこぼれていて、これは好きになるよなあと思いました。たくさんの人がとてもかっこいい生田さんをみてくれたらいいなあと思っています。

【広瀬すず 様】
この漫画を描く時に、主人公はどこにでもいる普通の女の子にしようと思いました。好きな人に好きになってもらう、ただそれだけのことが、日常ではとても難しいからです。そしてそれが時にとても大切なことだからです。普通の女の子なので、逆に難しかったのではないかと思います。けれど、響という女の子がどういう子なのか一生懸命考えて表現して下さってありがとうございます。好きな人と少し距離があって、相手が何を考えているかわからなくて、相手の何気ない一言で心が揺れて振り回されてしまう恋をして、響と同じにそんな気持ちを知った人はきっとたくさんいると思います。広瀬さんが響の気持ちを泣きながら伝えてくれたので私も泣きました。広瀬さんが響で本当によかったです。

上映時間はこちら

映画『先生! 、、、好きになってもいいですか?』は全国公開中

【CREDIT】
出演:生田斗真 広瀬すず 竜星涼 森川葵 健太郎 中村倫也 比嘉愛未 八木亜希子 森本レオ
原作:河原和音『先生!』(集英社文庫コミック版)
主題歌:スピッツ「歌ウサギ」(ユニバーサルJ)
監督:三木孝浩 脚本:岡田麿里
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:sensei-movie.jp

©2017 映画「先生!」製作委員会

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