大泉洋『探偵はBARにいる3』で松田龍平に北海道弁を伝授するも、全く聞き入れられず?

映画『探偵はBARにいる3』が12日、MOVIE ON 山形にて開催中の山形国際ムービーフェスティバルにて招待上映され、舞台挨拶に大泉洋が登壇した。

探偵はBARにいる3

山形国際ムービーフェスティバル(YMF)とは 「才能よ、雪に埋もれるな。」をキャッチコピーに2005年にスタート。本年度は13回目となる。大好評のため、チケットが即完売した本舞台挨拶。満席の会場に大泉が現れると、観客から「洋ちゃん格好良い!」との声が。それ受けて大泉は「ありがとう。山形の方はちゃんとした目を持ってらっしゃる。格好良いものを格好良いと言える勇気。大泉洋を格好良いと言うと、不思議な空気になる。強い心を持って言い切って頂きたい。 山形くらいですよ。こんなに温かい拍手をしてくれるのは」と笑いを誘った。

4年越し続編について大泉は「前シリーズよりも絶対に面白いものを作りたいという気持ちがあって、台本作りに4年もかかってしまいました。おかげでとても良いものになったと思います。今回、女性からの反応がすごく良くて、とても共感頂けると思います。 自分が出ているシーンだけど、ラストシーンがすごく良くて。あれ1番好きなシーンなんです。 皆さんDVDなんか買ったら何度も見るんじゃないかな?」と抜かりなくアピール。

さらに撮影で印象に残っている場面を聞かれると「小樽の海でパンツ一丁で船にくくりつけられての撮影で。おそらく皆さんが思うよりもずっとずっと寒いんですよ。 僕が思うにスクリーンで見ると、ちょっと寒さが伝わってないのが悔しい!」と振り返り、過酷な撮影であったことを明かした。

MCが、見事な体でしたね(笑)と話を振ると「前作から4年たって、いつも通りのトレーニングを始めたらあっという間に肩を壊したんですよ。老いを感じましたね。今回の『探偵はBARにいる3』の裏テーマは『老い』です。もう今回が、最後のアクションだよ。もう『4』ではできないよ」と首を振ると、観客からは「えー!」と不満げな声が。大泉は 「えー。じゃないよバカ」と親しげに返した。

探偵はBARにいる3

また、共演する松田について聞かれた大泉は「松田くんはどこかで北海道弁を入れたがる。前回は「できるわけねえべや」って入れていたんだけど、今回は「なした」って入れたかったらしくて。 方言のイントネーションを”北海道のカリスマ”の僕が教えたんだけど、教えた通りに全く言わないんだよね!間違いを訂正したんだけど、こういう風に言いたいって聞かなくて。最終的には、高田(松田龍平)は北海道の出身じゃないとか言い始めたんですよ。まあこのシーンカットされているんですけど(笑)」と松田の拘りを明かした。

最後に大泉は「今日観ていただいて面白かった方は、どうぞ自分の事だと思って宣伝して頂きたい。4も見たいという方、どのくらいいらっしゃいますか?」と問いかけ、会場は盛大な拍手で応えた。

すると大泉は演壇に立っていることを活かして選挙風に「ありがとうございます。ありがとうございます。 いいですか皆さん。4というのはほっとけば作れるものではないんです。 皆さんが面白いと宣伝してくれて、3が大ヒットすれば、手のひらを返したように『ありがとうございました』とやってきて『大泉さん4を作りましょう』と言うんです。その証拠に東映は『4を作りましょう!』と言ってない!私は頑張りますよ?裸で船に乗れと言われれば、やりましょう!パンツ一丁での撮影だってやります。なんならTバックにしますよ!僕が頑張るだけではできない!皆さん1人1人が『探偵3面白かったよ』と伝えて、観た事なかった人も見てくれて大ヒットすれば、 初めて4が作れるんです!どうぞ皆さん、自分のことだと思ってSNSなどで大いに宣伝して頂いて、少しでも多くの人に観て頂いて、探偵3をヒットに導いて下さい。ありがとうございました!!」と熱烈にアピールし、暖かい拍手と大歓声の中、舞台挨拶は幕を下ろした。

映画『探偵はBARにいる3』は12月1日(金)より全国公開

【CREDIT】
監督:吉田照幸
脚本:古沢良太
出演:大泉洋、松田龍平、北川景子、前田敦子、鈴木砂羽、リリー・フランキー、田口トモロヲ、志尊淳、マギー、安藤玉恵、正名僕蔵、篠井英介、松重豊、野間口徹、坂田聡、土平ドンペイ、斎藤歩、前原滉、天山広吉、片桐竜次ほか

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