細田守の新作『未来のミライ』2018年夏公開決定!「今までで1番チャレンジした作品」

映画『未来のミライ』製作発表記者会見が13日、都内・東宝本社にて行われ、監督の細田守、プロデューサーの齋藤優一郎が出席した。

未来のミライ

『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』など、数々のヒット作を生み出してきた細田守の待望の新作が2018年7月20日(金)に公開される。前作に引き続き細田自身が原作・脚本も手がけた本作は、妹ができ、両親の注目をとられてしまった4歳の主人公・くんちゃんと未来からやってきたくんちゃんの妹・ミライを軸に展開する、冒険の物語。


会見で細田は「4歳の子供の目線を通じて、僕たちが生きている世の中を新鮮な気持ちで見返したい」と本作のテーマを語り、製作経緯について「小さい兄弟で、親の愛を奪い合うって時点で、愛って捉え方を新鮮に感じたので、子供をただ単純に幼いと思うより、子供の純粋なリアクションを見て、世の中ってもっと芳醇じゃないか。いいものが溢れているんじゃないかと。そんな視線を取り戻し、世界の広がりを共有したい」と述べた。

主人公・くんちゃんの名前については「妹が出来たことでアイデンティティ的に非常に揺れ動いている存在で、くんなのか、ちゃんなのか、わからないというような名前にしたかたった」とコメント。『未来のミライ』というタイトルは「色々な解釈ができる。『未来から来たミライ』なのか『私たちが今いる未来のさらに未来なのか』など。『昔と異なり未来が幅広く選択出来る現代社会の中で、アイデンティティが揺れ動いている人が、どう未来をにたどり着くか』などを考えて名付けました」と振り返った。

また、くんちゃんとミライの小さな冒険については「家族の歴史をめぐる冒険になると思います」と発言し、物語の舞台が「横浜の海側、磯子区や金沢区であることも明かされた。最後に、「4歳の男の子を主人公に置いたことで、今までで1番チャレンジした作品です。本作でバイタリティあふれるイキイキとした子供たちの姿をみて、一緒に元気になって、頑張って未来に飛び出していただきたいと思いますし、いい映画になるだろうなって予感がしています」と語り、続報に期待が高まった。

映画『未来のミライ』は2018720日(金)より全国東宝系にて公開

CREDIT
監督・脚本・原作:細田守

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