映画『探偵はBARにいる3』の大ヒット舞台挨拶が15日、都内・丸の内TOEIにて行われ、大泉洋、松田龍平が登壇した。
本作のプローモションに尽力してきた大泉は登場するなり「何回目の舞台挨拶でしょうね?」と会場の笑いを誘った。また観客のリアクションを知るためにこっそり映画館に足を運び、悔しいことがあったと告白。「エンドロールで皆帰っちゃうんですよ。エンドロール終わってもこの映画黒味が長いでしょう。そこで第2陣が帰ってね」と自身が劇場で経験したことを全身を使って披露。合間に「合いの手入れてもらっていい?」「マイク持ってもらっていい?」と松田を巻き込みながら「でもエンドロールの後のシーンが1番受けるんですよ!悔しい!」と会場を笑わせた。
さらに、くす玉と金屏風が用意されたステージを観て、「なんだか漫才するみたい。来年は松田くんとM-1出ようかな?」と提案。会場からは期待の拍手が送られた。MCと観客から合図をもらい、くす玉を引っ張ると「シリーズ累計動員200万人突破」の文字が。大泉は「シリーズを通してこれだけ観てもらえるのはすごいことですね。感謝」とコメント、松田も「感謝」と続き、「便乗しました」と笑顔を見せた。
続けて大泉は「私にとってはとっても大事な作品だったので3で200万の大台に乗ったのは、嬉しいですね。ただ全作でパンツ一丁になってるので、200万人にその姿を観られているのかと思うと恥ずかしいです」と述べ、松田も「撮影や宣伝を振り返ってみても、やあ、よかったなあ。大泉さんが3までやりたいってずっと言っていたので今こういう感じでいられるのが嬉しいです」とホッとした表情を見せた。
「自身にとって『探偵はBARにいる3』にいるは、どんな作品ですか?」と聞かれた松田は「え、やあ、すごい、あの、なんだろうな、思い出に残るというか、なんて言えば、ちょっと、わかんないですね」と松田節を炸裂させると大泉が「出ました!わからない!今日も頂きました!」とツッコミ。
さらに続けて見所を聞かれると「なんだろう、えっと、ちょっと、そうっすねえ、初めて見る人がたくさんいてびっくりしました」と応え、再び大泉の「出ました、全く聞かれてないこと言う。新人のインタビューアーだったら泣いてますね。最難関の男!」との鋭いツッコミが飛び、名コンビぶりに観客は満足気な笑い声をあげていた。
実は、本作にはこっそり大泉の父親が出演しているんだとか。「ぜひ発見してほしい、どこに出てくるか探してください。見たことない、おじいさんがどうしてこんなに大きく映るんだろう?と思ったら僕のお父さんです」と笑いながら見所を話した。
最後に松田は「シリーズ3作目でこうやって皆さんから沢山面白いよと言っていただけて嬉しいです。これからも宜しくお願いします」と挨拶。大泉は、「3は、1と2を見なくてもわかりますが、4は3を見ないとわからないように作りますからね!慌てて見てください!」とアピールし、大盛況の舞台挨拶は幕を下ろした。
アジア最北の歓楽地である札幌・ススキノを舞台に、その町の表も裏も知り尽くした探偵の活躍を描いた気鋭ミステリー作家・東直己の〈ススキノ探偵シリーズ〉を原作に、『探偵はBARにいる』『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』と映画化され大ヒットを記録した本シリーズ。