映画『羊の木』大ヒット祈願イベントが25日、都内・神田明神にて行われ、主演の錦戸亮（関ジャニ∞）、北村一輝、優香、監督の吉田大八が出席した。
公開日の2月3日（土）まで10日間を切った本作。周囲からの反響を聞かれた吉田監督は「いつもの映画よりも俳優に関する質問が多いですね。『今まで観たことがなかった』というか。北村さんが『いつにも増して怖かった』とか、優香さんが『色っぽい』とか」と話し、お人好しな市役所職員を演じている錦戸については「『どうして、あんなに市役所職員に見えるんだろう』って（笑）理由を聞いたら『僕は何もやってません』って言ってました」と反応があったことを明かす。
錦戸は「僕も取材とかですごく言われるんですよね。『どうやってオーラを消しているか』別に消してないんです（笑）でも、そうやって言っていただけてラッキーだと思います」と笑顔をのぞかせた。
イベントでは、「錦戸亮・座長チャレンジ」と銘打った“羊の木”制作の成果をお披露目。高さ105cm、重さ10kmの鉄製“羊の木”が登場。1時間ほどかけて溶接工房で制作した“羊の木”に、錦戸は「昨日作ったんです！鉄切って溶接したんです。“ひつじ”ではないので、“鉄”の木なんですけど（笑）すっごい楽しかったです！」とハニカミ。
優香は「1日でできたなんてすごいですよ！プロじゃないですか（笑）」と感想をこぼし、北村も「すごく深い感じがする。冷たい感じというか、考えてないフリして映画を意識してるんじゃないかな」と絶賛した。
最後に錦戸が制作した“羊の木”に各々が絵馬をかけ完成。吉田監督は「大ヒット」を、優香＆北村が「健康」を意識した絵馬を披露。錦戸も「無病息災」と綴り、「少しでも長生きしたい。昔はね『太く短くでもいいや』と思っていましたが、今はできるだけ長くやっていきたいなと思いますね」と吐露。健康について意識していることを聞かれると「ジムに入会したんですが、3ヶ月間でまだ2〜3回くらいしか行ってないんですよ（笑）」と、なかなか時間が取れない様子だった。
本作は、殺人などの凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受入れた港町で起こる数々の事件、住民と“元殺人犯”の不協和音、人間が本能的に犯罪者に感じる生理感覚を描き出す問題作。吉田大八監督が「普通の人の輪に入り込む異物」という極限の設定と、その異物が元殺人犯であるというセンセーショナルなテーマを軸に原作を大胆にアレンジ。全く異なる新しいエンディングを創り出す。
お人好しな市役所職員・月末一役に錦戸亮、町に帰郷した月末の同級生・文（あや）役に木村文乃が扮するほか、北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平らが共演する。
映画『羊の木』は2月3日（土）より全国公開
【CREDIT】
出演：錦戸亮 木村文乃 北村一輝 優香 市川実日子 水澤紳吾 田中泯 ／ 松田龍平
監督：吉田大八 脚本：香川まさひと
原作：山上たつひこ いがらしみきお 「羊の木」（講談社イブニングKC刊）
配給：アスミック・エース
公式サイト：hitsujinoki-movie.com
©2018『羊の木』製作委員会 ©山上たつひこ いがらしみきお／講談社
