Dream Ami「新たな扉を開き続けていきたい」銀幕デビューで魅せる新境地── 『CINEMA FIGHTERS』インタビュー

Dream Ami
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ショートフィルムの総合ブランド「ShortShorts」と、21世紀の日本のエンターテインメントシーンを牽引するアーティスト集団「EXILE TRIBE」が所属するLDH JAPANがタッグを組み、LDH楽曲の世界観を才能ある映像作家たちがショートフィルムとして具現化する音楽と映像の新たなエンターテインメントプロジェクト『CINEMA FIGHTERS』。

今回、Dream Ami「ドレスを脱いだシンデレラ」の楽曲をもとに映像化した『色のない洋服店』で主演を務めるDream Amiに、本作の魅力や撮影秘話を伺った。

『色のない洋服店』あらすじ
真っ黒な服に真っ黒な食べ物…。色を失ってしまった世界で、小さな洋服屋を営む女性、由衣(Dream Ami)。店には黒い服だけを置いているが、由衣は秘密の仕事部屋で、人知れず自分の好きなカラフルな洋服を作っている。謎の放浪画家(鹿賀丈史)との出会いをきっかけに、由衣は外の世界に向かって、それまで隠してきたありのままの自分の「色」を表現しようと試みる。

CINEMA FIGHTERS
Dream Ami「色のない洋服店」

「完成した作品を観て、想像以上でした!」


──今回ご出演されたのは、音楽と映像が融合した新たなエンターティメントですが、リリックを融合させてショートフィルムを作るというコンセプトを聞いた時にどんな風に思われましたか?

Dream Ami:LDHらしい表現の仕方で、面白いなと思いました。

──ファーストシングル「ドレスを脱いだシンデレラ」が映像化されることについて、どう思われましたか?

Dream Ami:すごく光栄です。全作品、小竹さん(小竹正人)が書かれた曲をコンセプトにしているのですが、小竹さんが今まで書かれた沢山の曲の中から自分の曲を選んで頂けたことはとても嬉しかったです。今までの曲の中で、特にこの曲はストーリー性や世界観がはっきり見えるものですので、映画にするならピッタリだと思います。

──実際に脚本を読んだ時の感想は?

Dream Ami:まさか、この曲からこんな脚本が生まれるとは全く想像していなかったので意外でした。

──ショートフィルムは初挑戦だと伺っているのですが、撮影現場を振り返って見てどうでしたか?

Dream Ami:そうですね。撮影は全部で丸々3日間あったのですが、とても寒い時期だったので、スタッフの皆さんが色々ケアしてくださり助けて頂きました。川辺でのシーンの撮影の時にテントを建ててくださって、その中で1時間ほど鹿賀さん(鹿賀丈史)と2人で過ごす機会があったのですが、その時に鹿賀さんが色々話しかけてくださったのがすごく印象に残っています。また、撮影ラストの日に子役の子がいたのですが、その子の実名が「由衣」ちゃんで、私の役名と同じ名前だったんです。その子がすごく人懐っこくて、休み時間も気づけば隣に来ていたりして(笑)。すごく可愛くて、「同じ由衣だね」って言いながら、一緒に遊んだりしたのが印象的で楽しかったです。

──映像がとても綺麗でした。

Dream Ami:そうですね。とにかく映像が綺麗で、しっかりと伝えたいものが映っている映像だなと思いました。完成した作品を観て、想像以上でした!

Dream Ami
Dream Ami

──お気に入りのシーンを教えてください。

Dream Ami:外の真っ黒な世界から、カラフルなお洋服や、お洋服を作るための道具がたくさんある作業部屋に入って自分だけの世界を楽しんでいる由衣の姿は、すごくワクワクしました。皆さんにもぜひ観て頂きたいです。

──川辺のシーンで登場するお弁当の中身が真っ黒でしたが…。

Dream Ami:お弁当の中に入っていてもおかしくないおかずばかりで、味はどれも美味しいのですが、これだけ黒いものばかり集められると、こんな気持ちになるんだなと新鮮な感覚でした。ワクワクしないお弁当箱でしたね(笑)。

──鹿賀さんと共演してみていかがでしたか?

Dream Ami:オンとオフがはっきりしていて寡黙な方でした。演技のスイッチが入った時の空気の変わり方みたいなものは肌で感じました。俳優さんならではのスイッチのオン・オフだなと感じました。普段、自分がステージに上がったり、沢山のミュージシャンの方々と共演させて頂く時とは、また全然違う空気でした。

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「金髪を『やめなさい』『黒にしなさい』と言われ続けた時期も…」


──役作りはどういう風にされましたか?

Dream Ami:監督(齋藤俊道)から撮影に入る前に「役作りとかしなくていいよ」「Amiちゃんの中にあるものでいいから」「そのままでいい」「ただ、脚本を読んでこの時の気持ちと照らし合わせられる自分の過去の経験を色々思い出しておいてください」とおっしゃって頂いたので、特に「これに成りきろう」とか、何か特別なことはしていません。

──それを聞いてAmiさんはどんなエピソードと照らし合わせたんですか?

Dream Ami:黒いマントの中にカラフルな服を着ているのですが、鏡の前で黒い服を脱いで、カラフルな服を着た金髪の自分を見つめるシーンがあるんです。本当の自分の姿を人には中々言えなかったり、言う勇気がなかったり、「いつまで自分の表現したいことを我慢しなきゃいけないんだろう」と葛藤しているシーンなのですが、私も過去に言いたいことが中々言えなかったり、金髪を「やめなさい」「黒にしなさい」と言われ続けた時期もありました。そういう時期のことを色々思い出しながら、由衣の感情と重ね合わせたりしていました。

──演じてみて感じた、由衣という女性の印象や魅力、共感したところを教えてください。

Dream Ami:私は結構、思ったことだったり表現したいことを言うタイプですし、黒い服はあまり着ないので、自分と正反対ですね。外身だけ見れば正反対ですが、自分の過去の経験を思い返してみると意外と重なる部分があったので、きっと観てくださる方々にも共感して頂ける部分があるのかなと思っています。

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「プレッシャーを理由に逃げることは違う」


──初出演のプレッシャーは大きかったですか?

Dream Ami:そうですね。「私なんかでいいのかな?」という思いはありました。今回の6作品に出演されている皆さんは、普段から俳優さんとしてお仕事をされている方達ばかりでしたので、映画に出演することは初めてできちんと演技を学んだことのない私でいいのかなと感じることもありました。ただ、今回自分の曲を題材にして頂いたこともあったので、「ここは謙遜してる場合じゃないな」と切り替えて臨みました。

──どのようにプレッシャーと向き合いました?

Dream Ami:プレッシャーは逃げ道のような気がしていて、プレッシャーの種類や掛かり方は人それぞれ違っても、誰もが抱えて生きているものではないのかなと思います。なので、プレッシャーを理由に逃げることは違うなと思って取り組みました。

──本作を皮切りに、女優としてやってみたい役はありますか?

Dream Ami:女優としてのビジョンを立てるほど考えたことはないですが、役をいただけるなら何でもやってみたいとは思っています。今回はあまり台詞もなく少し暗い役だったので、逆に普段の自分のような表現ができるような役柄をやってみたいなという気持ちはあります。演技も舞台・ミュージカルでしかやったことがなかったので、演技に対しての苦手意識があったんですけど、今回初めて映像で演技をさせて頂き、「演技が嫌いだったわけではないんだな」と感じましたし、舞台と映像とでは演技が違うのを感じたのでもし機会があればまた挑戦させて頂きたいなと思いますね。

──「舞台と映像の演技は違う」とお話しされていましたが、改めて振り返ってみてどうでしたか?

Dream Ami:同じカットを色んな角度で何度も撮影するのは結構大変でした。毎回同じテンションで演技をするのは難しかったのですが、それを楽しめていたような気がします。すごく楽しかったです。それも自分の中で新たな発見で「女優さんはこうゆうことをいつもやられているんだな」と、ドラマや映画の見方が変わりました。

──これから作品を観るファンの皆さんへ向けてメッセージをお願いします。

Dream Ami:一つ勇気を持って踏み出すことの重要さをこの映画では提示しているので、何か少しでも一歩踏み出す勇気のきっかけになったら嬉しいです。

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「新たな扉を開き続けていきたい」


──2017年はE-girls卒業、初めてのソロツアーなど変化が多くあった年かと思います。振り返ってみてどんな1年になりましたか?

Dream Ami:2017年は激動の1年でした。“E-girls卒業”や、ソロとして初めてアルバムを製作させていただいたり、初ソロツアーもさせていただいて、アーティスト活動に全てを費やしていた1年だったような気がしています。ソロとしての最初の壁を乗り越えたような1年だったように感じます。

──2018年の抱負を教えてください。

Dream Ami:ソロツアーを終えて、やっとソロアーティストとしてのスタートラインに立てたように感じているので、2018年もどこかでソロライブができたらいいなと思っています。また、今回映画に挑戦させて頂いたことで、何か自分の中でチャレンジすることに対しての前向きな気持ちが生まれて、苦手だと思っていた演技も「もっとやってみたいな」と苦手意識が無くなったので、2018年も色々なことにチャレンジして、もっともっと自分の中での新たな扉を開き続けていきたいと思います。

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【応募期間】2018年1月26日(金)〜2月9日(金)終日
【当選人数】3名様
【応募方法】映画ランドアプリをダウンロード→該当するSNS投稿を拡散→応募フォーム入力

映画『CINEMA FIGHTERS』は全国公開中

公式サイト:cf-movie.com

(C)2017 CINEMA FIGHTERS

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