オスカー6部門ノミネート『ファントム・スレッド』豪華絢爛なオートクチュールドレス捉えた予告

2018年1月31日

『マグノリア』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のポール・トーマス・アンダーソン監督が、名優ダニエル・デイ＝ルイスと二度目のタッグを組んだ映画『ファントム・スレッド』が5月26日（土）に公開されることが決定。併せて、ティザービジュアルと予告編が解禁となった。

『マイ・レフトフット』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『リンカーン』で史上最多となるアカデミー賞主演男優賞を3度受賞し、本作で俳優業の引退を表明しているダニエル・デイ＝ルイスが主演を務める本作。1950年代のロンドンを舞台に、英国ファッションの中心的存在として社交界から脚光を浴びる、オートクチュールの仕立て屋と若きウェイトレスの愛の軌跡を描く。

監督・脚本は、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』でダニエル・デイ＝ルイスをアカデミー賞主演男優賞に輝かせた名匠ポール・トーマス・アンダーソン。音楽をレディオヘッドのメンバー、ジョニー・グリーンウッドが担当している。

本作は、第90回アカデミー賞の、作品賞・監督賞・主演男優賞・助演女優賞・衣装デザイン賞・作曲賞の6部門でノミネートを果している。

ティザービジュアル＆予告編解禁

ティザービジュアルは、ダニエル・デイ＝ルイスが演じる仕立て屋の主人公の後ろ姿と、ドレスに身を包んだ表情の読めない女性が大胆に描かれている。目を引く華やかなドレスは、レイノルズが仕立てるオートクチュール。顔を見せないことで、2人の関係性が謎に秘められつつも、艶やかな雰囲気に惹き込まれる印象的なビジュアルとなった。

予告編は、ジョニー・グリーンウッドが手掛けた美しい旋律にのせて、豪華絢爛なドレスと1950年代のロンドンの華やかなファッション業界が映し出される。注目すべきは、今作で引退を表明しているダニエル・デイ=ルイスの圧倒的な存在感だ。天才的な仕立て屋を全身で演じた彼の「秘密を」という台詞は、観る者の好奇心を強くかきたてることだろう。