鄭義信が作・演出を務めた同名舞台を、真木よう子、井上真央、桜庭ななみ、大泉洋らを主要キャストに迎え映画化した『焼肉ドラゴン』が2018年初夏に公開される。この度、新たに大谷亮平の出演が発表された。
関西の地方都市の一角で、一家が営む小さな焼肉店を舞台に、故郷を奪われた6人の家族が時代の波に翻弄されながらも、泣いて笑って力強く生きる姿を、ユーモアに満ちた描写・印象的な台詞と共に描く。
長女・静花役に真木よう子、次女・梨花役に井上真央、三女・美花役に桜庭ななみ、静花への思いを秘めたまま梨花と結婚する男性・哲男に大泉洋が扮する。舞台版の作・演出に引き続き、鄭義信が本作で初監督を務める。
新たに出演が発表された大谷といえば、03年から韓国を拠点に活動し16年にドラマ「ラヴソング」で日本デビューした後、人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」「奪い愛、冬」出演をきっかけに注目を集めた。
本作では、根岸季衣演じる長谷川美根子と夫婦関係でありながら、「焼肉ドラゴン」一家の三女・美花(桜庭ななみ)と秘めた恋を繰り広げる男・長谷川豊役を熱演。劇中では、美花と美根子が長谷川を巡り、嫉妬心むき出しの激しいバトルを繰り広げるのも見どころのひとつ。
解禁されたスチールは、長谷川が務めるナイトクラブでのワンカットで、ポマードで七三にしっかり分けた髪型に蝶ネクタイ姿と、新たな一面を披露している。その他、静花に熱烈なアプローチをする男性にハン・ドンギュ、「焼肉ドラゴン」の常連客にイム・ヒチョル、宇野祥平、長男で末っ子の時生役に大江晋平ら実力派俳優たちが脇を固める。
大谷亮平 コメント
日本で活動を開始してから初めて、韓国、在日の方々が題材となっている作品に携われたこと、そして70年代当時、在日の方々が異国の地で国の誇りを捨てずに必死に生き抜こうとする姿を描いた作品に携われたことは、自分にとって非常に貴重な経験となりました。
今回、日韓キャストが力を合わせ素敵な作品になるよう意気込んで撮影をスタートさせたわけですが、撮影当初は日韓キャストの間に言葉の壁があり、私が通訳のような役割をさせていただいたりする場面も多々ありましたが、撮影が進むにつれて、それぞれがお互いの国の事を話したりと言葉の壁が解かれていき、自然とお互いの共通語ができたかの様に会話が成立していく空気感がすごく印象的でした。心温まる家族愛に溢れた作品です。是非ご覧下さい!
映画『焼肉ドラゴン』は2018年初夏に公開
(C)2018「焼肉ドラゴン」製作委員会