映画『さらば青春、されど青春。』初日舞台挨拶が12日、都内・シネマート新宿にて行われ、キャストの大川宏洋、千眼美子(清水富美加)、石橋保、芦川よしみ、龍輝、監督の赤羽博が登壇した。
崇高な使命を運命づけられた主人公・中道真一役に『君のまなざし』の大川宏洋、恋人・額田美子役に千眼美子(清水富美加)が扮する。共演に梅崎快人、木下ほうか、野久保直樹らが名を連ね、監督を『君のまなざし』などで知られる赤羽博が務める。
本作のタイトルにちなみ、甘酸っぱい青春の思い出を聞かれた千眼。学生時代のエピソードで「好きな男の子がいて、私の通っていた学校が京王線でも小田急線でも通える学校だった。好きな男の子が京王線だったから、同じ電車に乗りたいがために小田急線の定期券が切れたタイミングで京王線の定期券に変えたんです。その男の子が線路沿いのマンションに住んでいたから『何時発の電車に乗るから窓から見えるかな〜』って電車からメールしたりして。でも全然見えなかった(笑)メガネしてなかったから(笑)」と明かした。
2016年2月に出家し、清水富美加から千眼美子へ改名後、初の映画作品となった千眼。本作の初日を迎え「千眼美子になってから初めての映画作品。そういう意味では、私にとってすごく大事な作品になりました。中道真一という主人公が、何のために自分の人生・青春を捧げていくのか。その後ろ姿に、とてもかっこいいものがありました。素敵な人物像が描かれています。一人一人に使命があるのは同じこと。自分の使命って何だろう、何のために生きていくんだろう、そんなことを考えながら観ていただきたいです。自分の青春を思い出したり、流れている時間を愛おしく思える映画になっていると思います。私は一生忘れない、大事な大事な一番大事な映画になりました」と、涙を浮かべながら胸の内を明かした。
映画『さらば青春、されど青春。』は全国公開中
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