名匠クリント・イーストウッド(85歳)の次回作が、2009年に起こった旅客機のハドソン川不時着事故「ハドソン川の奇跡」の映画化になるとワーナー・ブラザースが発表した。多くの命を救い、英雄と称えられたチェズレイ・サレンバーガー機長を描いた作品になる模様。
2度のアカデミー賞監督賞に輝き、2015年に公開された『アメリカン・スナイパー』が自身最大のヒットとなったクリント・イーストウッド監督の新作は、2009年の航空事故「ハドソン川の奇跡」を描くことになるようだ。
2009年1月15日、飛行中に鳥の群れに出くわしエンジンが停止したUSエアウェイズ1549便をニューヨークのハドソン川に着水させ、155人の乗客全員の命を救った当時の機長チェズレイ・サレンバーガー三世が、その体験を綴った「機長、究極の決断」(2011年)が原作となる。緊急事態に冷静に対応し、一人の犠牲者も出さなかったことでヒーローと称えられた「サリー」ことチェズレイ・サレンバーガーの活躍が描かれる。
脚本をハル・ベリー主演の映画『パーフェクト・ストレンジャー』(2007年)の脚本家トッド・コマーニッキが手がけ、2015年秋より撮影がスタートする模様。
via:http://variety.com/2015/film/news/clint-eastwood-to-direct-sully-for-warner-bros-1201510578/