「ブラック・ウィドウ」単独映画、女性監督ケイト・ショートランドが就任

ブラック・ウィドウが主人公の映画『ブラック・ウィドウ/Black Widow(原題)』の監督が、女性監督のケイト・ショートランドに決定した。

ゴースト・イン・ザ・シェル
2017年に来日した際のスカーレット・ヨハンソン

アイアンマン2』(2010年)に登場して以来、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に欠かせない存在となったスカーレット・ヨハンソン扮するブラック・ウィドウ。単独主演映画化が期待されていたが、映画化のゴーサインが出るまでに約8年かかり、ゴーサインが出てからも監督探しに難航していた。

マーベル・スタジオは70人以上の監督候補との面会を経て、女性監督のケイト・ショートランドを抜擢。ショートランド監督との面会を通じ、ヨハンソンがショートランド監督を気に入ったことから監督が決定したいう。

ナチス高官の父を持つ少女ローレが、ドイツ終戦後に“真実”と向き合いながら幼い兄弟を連れて祖母のもとへと旅する『さよなら、アドルフ』の監督を務めたショートランド。監督デビュー作の『15歳のダイアリー』、2018年には『ベルリン・シンドローム』が公開され、いずれの作品においても女性を主人公にした映画を描いてきたことが監督内定への決め手になったともいわれている。

女性が主人公の脚本に定評があるといわれ、近年には短編アニメーション『アナと雪の女王 家族の思い出』の脚本を執筆したジャック・シェイファーが、『ブラック・ウィドウ/Black Widow(原題)』の脚本のドラフトを仕上げた。

アベンジャーズ』(2012年)以前の、ロシアのスパイからヒーローへと変遷していく時代のブラック・ウィドウを描くことになるといい、本作は来年3月全米公開予定の映画『キャプテン・マーベル/Captain Marvel(原題)』に次ぐ、マーベル映画史上2番目の女性を主人公にした映画となる。

参考:https://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/black-widow-movie-be-directed-by-cate-shortland-1126708

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