米・サンディエゴで開催された“コミコン・インターナショナル・サンディエゴ”にて、映画『ヴェノム』のプレゼンテーションが行われ、主演のトム・ハーディ、共演のリズ・アーメッド、監督のルーベン・フライシャーが登壇した。
“We are Venom!(俺たちはヴェノムだ!)”の熱いファン・コールに迎えられたゲスト陣。トム・ハーディは初のパネル登壇であることがわかると、ファンたちはさらに大きな声援で彼を迎えた。
最初に挨拶をしたフライシャー監督は、「この映画は、情熱を共有する皆さんのために作りました。ヴェノムは他のマーベル作品とは違い、とてもダークで複雑なキャラクターなんです」と語り、主演のトム・ハーディについて「彼以外に、だれが(主人公の)エディ・ブロック役をやることが考えられる?夢がかなったよ!」と興奮のコメント。そしてエディの役柄について、「エディはヴェノムとの相対関係がある複雑なキャラクター。その演技を見事にこなすのを見るのは素晴らしい喜びです」と感激を語った。
次にトム・ハーディが今回ヴェノムを演じることについて聞かれると、「僕にとって、ヴェノムはマーベルの中で最もかっこいいヒーローなんだ」とコメントし、会場は大盛り上がりに。出演理由について、「ヴェノムのルックスが好きだし、息子がヴェノムの大ファンなんだ」と明かした。
役作りについて、「ヴェノムはほぼ二役だ。以前『レジェンド 狂気の美学』で双子の役を一人で演じ、その経験を生かそうと思ったけど、今回はVFXを駆使した巨大なモンスターだからね!」とコメント。監督はそれを受け、「エディは常に頭の中にヴェノムの声が聞こえていて、自分ではない何かが彼を占領している。同時に、エディは他者との会話もしなければならない。トム・ハーディのその演技や、世界観を作り上げていく様子をモニターで見ているのはとても楽しかったよ!」と明かした。
また、エディ・ブロックと対峙する、<ライフ財団>の社長、カールトン・ドレイクを演じるリズ・アーメッドは自身の役柄を「天才の億万長者で、ライフ財団を創設した人物。世界は崩壊の危機を迎えており、人間の未来はどうなるのかを案じている。そんな中で、“シンビオート”を発見するんだ。彼自身の観点では、人類にとって正しいことをしようとしている。ただ、何かを成し遂げるには、何かを犠牲にしなければならないんだ」とキャラクターについて語った。
さらにプレゼンテーションでは、新映像も披露。そこに新たに登場するキャラクターが敵役で“ライオット”であることも明かされた。監督は、「みんなきっとスパイダーマンとヴェノムの対決を心待ちにしていることでしょう」と切り出し、「もし実現したら素晴らしい、いつか二人の道が交差する時が来るかもしれない」と今後の可能性を示唆した。
『スパイダーマン:ホームカミング』でスパイダーマンを演じたトム・ホランドが、「一番対決したい相手はヴェノムだ」と公言していることについて、トム・ハーディが質問されると、「トム・ホランドと対決したいかって?もちろん彼はいい役者だし、スパイダーマンも大好きだ。もちろん受けて立つよ!」と自信たっぷりにコメントした。
映画『ヴェノム』は11月2日(金)より全国公開
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