『バードマン あるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）』で第87回アカデミー賞の最優秀作品賞をはじめ、監督賞・脚本賞・撮影賞の計4部門を受賞したアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督最新作で、レオナルド・ディカプリオとトム・ハーディが共演を果たす映画『ザ・レブナント（原題／The Revenant）』の初予告編が公開された。仲間に裏切られ、たった一人荒野に見捨てられた男の復讐を描く異色のウェスタン。
『バードマン』『バベル』のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督最新作『ザ・レブナント』は、1971年の映画『荒野に生きる』のリメイクで、マイケル・パンクの「The Revenant：A Novel of Revenge」を基にしたリベンジ・スリラー。主演のレオナルド・ディカプリオが実在の狩猟家ヒュー・グラスを演じ、鬼気迫る演技を披露している。
『ゼロ・グラビティ』『バードマン』で撮影賞に輝いている名撮影監督エマニュエル・ルベツキによる全編自然光撮影で捉えられた、大自然での緊張感溢れるアクションからは、ただならぬ重く深い雰囲気が漂っている。
1823年、開拓初期のアメリカ北西部奥地を狩猟隊の一団が進む。36歳のヒュー・グラス（レオナルド・ディカプリオ）は、数人の男たちとともにミズーリ川流域の荒野で動物を捕まえて毛皮を剥ぐ仕事をしていた。しかし、不運にも森の中で野性の熊に襲われてしまい、瀕死の大怪我を負ってしまう。背後からはインディアンが迫っているため狩猟隊のリーダーは彼よりも隊の運命を優先させ、メンバーのジョン・フィッツジェラルド（トム・ハーディ）とジム・ブリッジャー（ウィル・ポールター）を残し、その場に放置する。ヒューの容体を見守るよう言いつけられたふたりだったが、彼らはヒューを見捨てて立ち去ってしまう。山中に放置されるも長い昏睡状態から奇跡的に回復したヒューは、見捨てた仲間たちに復讐を誓う。
映画『ザ・レブナント』は、2015年12月25日全米公開予定。
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