映画『ダンボ』のワールドプレミアが現地時間3月11日(月)にロサンゼルス・ハリウッドにあるエル・キャピタン・シアターで行われた。
「(『ダンボ』が)お気に入りのディズニー・アニメーション」と語るティム・バートン監督をはじめ、ダンボの運命を握るキーマンを演じたコリン・ファレル、マイケル・キートン、ダニー・デヴィート、エヴァ・グリーンといったバートン監督が信頼する豪華キャストが集結。さらに、アンジェリーナ・ジョリーやヘレン・ミレンも祝福に駆け付け、華やかなイベントとなった。
本作は、“大きすぎる耳”というコンプレックスを翼に変えて空を飛ぶ子ゾウのダンボが、サーカス団の仲間と共に、金儲けを企む者によって引き離された母ゾウの救出に挑むファンタジー・アドベンチャー。
イベント会場は、本作で描かれる大都会ニューヨークの巨大テーマパーク“ドリームランド”の煌びやかなサーカスの世界観が再現された。そんな会場に次々にキャスト&スタッフが登場すると世界各国から集まったメディアや、観客から注目を集めた。
ディズニー・アニメーションの名作『ダンボ』をベースに、オリジナル脚本で実写映画化するのは『シザーハンズ』、『チャーリーとチョコレート工場』、『アリス・イン・ワンダーランド』などで強い個性を持つキャラクター達の成長を描いてきた鬼才ティム・バートン監督。「個人的に『ダンボ』は大好きだし、“空飛ぶゾウ”というシンボル的なイメージや、様々な感情や思いを呼び起こすところに、特別な愛情とつながりを感じるのさ」と『ダンボ』」への深い思い入れを明かす。そして「本作品で取り上げられる個性の違いを強みに変えた時、人間の強さや美しさに姿を変えるというメッセージが込められているんだよ」と自身の手で新たに描いた本作へのメッセージについてコメントした。
「稀代のビジュアルアーティストのティム・バートン監督と『ダンボ』という題材ほど、幸せな組み合わせはない!」とサーカスの元看板スターでダンボの世話をすることになるホルト役のオファーを即決したというコリン・ファレルは、「ティムにはものすごく優れた幻想的な世界への理解があり、想像力を駆使して彼が創り上げた世界観をなど数多くの作品を通して、何十年にもわたりスクリ ーンで実現してきている。僕も観客の一人として、元気づけられたり、空想の世界へと連れて行ってもらっているしね」とバートン監督作品への個人的な想い入れを明かした。
さらに「ティムが、アウトサイダーを取り上げた作品は傑出ばかりだよね。強い個性によって受け入れてもらえないという『ダンボ』の映画もその例外ではないのさ。単に違いを受け入れるのではなく、お互いにその異なる部分を称賛し合うことが大切だという作品に込められたメッセージが込められているんだ」とバートン監督との初タッグとなる作品のお披露目を目前にしてバートン監督が描き続けるメッセージが、本作でも愛情たっぷりに描かれていると明かす。
そして、近年のバートン監督作品に欠かせないエヴァ・グリーンが、まさにイベント会場で演出されている煌びやかなサーカスさながらのドリームランドの看板スターで空中ブランコの曲芸師コレットを演じた。コレットを彷彿とさせる煌びやかな衣装で登場したグリーンは「たくさんのハートが込められたとても美しいストーリーよ。新しい解釈を取り入れた本作品は、感動的であり続けながら、そこにティム・バートンのカラーが加わっていて、とても特別なの」と子供の頃から大好きだったという『ダンボ』が、新たにバートン監督によって生まれ変わった本作も特別な作品だと明かした。
映画『ダンボ』は3月29日(金)より全国公開
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