ぶっ飛んだキャラクターが多数登場することも魅力のひとつである殺し屋映画の系譜をご紹介!
映像化不可能と言われた原作小説『ダイナー』(平山夢明著・ポプラ社「ポプラ文庫」)が、監督:蜷川実花×主演:藤原竜也の運命の初タッグで映画化!ヒロインに玉城ティナを迎え、窪田正孝、本郷奏多、武田真治、斎藤工、佐藤江梨子、金子ノブアキ、小栗旬、土屋アンナ、真矢ミキ、奥田瑛二ら豪華俳優たちも、全員“殺し屋”役で集結。
さらに、木村佳乃、川栄李奈、コムアイ、SHIHO、MEGUMI、宮脇咲良など、端役にまで一切手を抜かず、その他多くの俳優、モデル、アーティストが様々なシーンに出演しており、絢爛華麗なセットと相まって、一瞬たりともスクリーンから目を離すことが出来ない日本映画史に残る最高に贅沢な映画が誕生した。
昔から根強い人気を誇る“殺し屋映画”だが、昨今でも『ジョン・ウィック』や『キングスマン』などヒットし、シリーズ化される作品や、日本でも6月には岡田准一主演で『ザ・ファブル』が公開、そして7月には本作『Diner ダイナー』が公開されるなど、空前の殺し屋ブームとなっている。今回は、ぶっ飛んだキャラクターが多数登場することも魅力のひとつである殺し屋映画の系譜を紹介していく。
殺し屋×ブロンド美女:『キル・ビル』(2003)
主人公ザ・プライドは妊娠を機に殺し屋から引退しようとするが、結婚式のリハーサル中、かつてのボス(ビル)と部下4人に襲撃される。夫や参列者を殺され、自身も凄惨なリンチを受ける。4年間の昏睡状態に陥り、子供までも奪われてしまう。奇跡的に昏睡から立ち直ったザ・ブライドはビルと4人の殺し屋への復讐を決意する。栗山千明が出演したことでも話題になった本作。個性的かつイカれた格好良い女性の“殺し屋”達が登場するのも見どころだ。
殺し屋×復讐:『ジョン・ウィック』(2014)
キアヌ・リーヴス演じる裏社会では伝説的な殺し屋ジョン・ウィック。病気で亡くなった妻から贈られた仔犬を強盗に殺され、大切なものを再度奪われた。生きる希望を失ったジョンは復讐のため裏社会へ戻る。強盗の正体は過去に雇われていたヴィゴの息子だった。彼は説得するが失敗に終わり、多額の懸賞金をジョンにかけ暗殺を殺し屋達に公表する。銃とカンフーを掛け合わせたアクション、“ガンフー”を駆使して、襲ってくる“殺し屋”を返り討ちにしていくアクションは必見だ。
殺し屋VS英国紳士:『キングスマン』(2015)
一見スパイに見えない外見に斬新でスマートな戦い方がスタイリッシュで楽しい!と大ヒットを記録した。ロンドンの中心部、サヴィル・ロウに表向きは高級スーツ店として店を構える「キングスマン」は、どこの国にも属さないスパイ集団だ。ある日、チンピラだったエグジーの前に英国紳士のハリーが現れる。かつてハリーはキングスマンだったエグジーの親に命を救われ、エグシーをキングスマンにスカウトする。超過激にも関わらず爽快感MAXのキレッキレの英国紳士のアクションに満足すること間違いなしだ。
殺し屋×フリーター:『ザ・ファブル』(2019)
どんな相手でも6秒以内に倒す。職業=殺し屋の主人公ファブル/アキラにボスから「誰も殺さず普通に暮らせ」というミッションを与えられた。時給800円のアルバイトもはじめ、普通の日常生活を送り始めるアキラだが、凄腕の殺し屋を周囲は放っておく訳がなく・・・。穏やかな日常に静かに、しかし確実に個性豊かな“殺し屋”達がアキラに忍び寄っていく。彼は、普通にくらすというミッションをクリアすることはできるのか!
殺し屋×料理人:『Diner ダイナー』(2019)
殺し屋専用の食堂<ダイナー>を取り仕切る、藤原竜也演じる天才シェフ=ボンベロ。自身もかつては殺し屋だったが、その料理の腕前は本物。彼が生み出す極上の料理の前には、殺し屋達も魅了される。
ある日、ボンベロがひとりで切り盛りする食堂<ダイナー>に、怪しいバイトに手を出したばかりに、ウェイトレスとして身売りされた玉城ティナ演じるオオバカナコがやってくる。そこに来店する、豪華キャストが全力で演じきった最狂の殺し屋軍団たち。そんな殺し屋たちを集めたボンベロの真意とは。いつ誰が殺されるか分からない食堂<ダイナー>で生き残るのは誰なのか。予測不可能!予定調和ゼロ!のこの世で最も危険で美しい“殺し合いゲーム”を是非劇場でチェックしていただきたい!
映画『ザ・ファブル』は全国公開中/映画『Diner ダイナー』は7月5日(金)より全国公開