1月29日(金)より公開される映画『名も無き世界のエンドロール』のメイキングカットが解禁となった。
行成薫による同名原作を「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」『累-かさね-』などで知られる佐藤祐市監督が映画化。“ある事件”をきっかけに人生が一変した幼馴染のキダとマコトが、自分たちの運命を変えた不条理な世の中に復讐するさまを描く。大事な友のために裏社会に飛び込み、殺人をも厭わない“闇の交渉屋”としてのし上がっていく男・キダ役に岩田剛典、キダの力を借りながら会社経営者となり、表舞台でのし上がっていくストイックな男・マコト役に新田真剣佑が扮するほか、共演に山田杏奈、中村アン、石丸謙二郎、大友康平、柄本明が名を連ねる。
主人公のキダを演じる岩田剛典と幼なじみのマコトを演じる新田真剣佑を捉えたメイキングカットが一挙解禁。過去と現在が激しく行き来しながら物語が進み、ラストの20分で真実が繋がっていくという仕掛けが見どころの本作。メイキングカットは、過去パートである学生時代の一幕と、日本中を巻き込んだ”ある壮大な計画”を実行する為に2人がそれぞれ”闇の交渉屋”と”実業家”へと変貌を遂げた現在パートの撮影現場を押さえたもの。
佐藤監督が「過去と現在の違いを表現するために、大切な思い出が詰まった過去のシーンは“暖色のアンバー系”に、ある壮大な計画に向かって邁進する現在を“寒色のブルー系”のトーンで撮影しました」と語る通り、学生時代1枚とその他の写真を比べると色のトーンの違いが見てとれる。また、学生時代の楽し気なムードから一変、真剣な顔つきへと変化した窓の外を見つめるふたりの表情で、現場の雰囲気も衝撃のラストシーンの撮影に向かうにつれて緊張感が高まっていったことがわかる。
あわせて、計画の準備を進める基地となる現在パートののマコトの部屋の全貌もお披露目。“過去”と“現在”の色彩の違いは美術セットにも反映されており、マコトの部屋はカーテンやソファー、絵画まで青系で統一されている。成功を収めたマコトは、誰もが羨む一等地のタワーマンションで暮らすが、部屋はどこか冷たくさみしい雰囲気が漂う。岩田と新田の熱演はもちろん、ふたりの心情を反映した空間と工夫を凝らした映像にも注目だ。
映画『名も無き世界のエンドロール』は1月29日(金)より全国公開
(C)行成薫/集英社 (C)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会