6月18日(金)より全国公開される映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』。2011年に映画化を決意した飯塚健監督が熱い想いを明かした。
1998年長野五輪、日本中が歓喜に沸いたスキージャンプ団体、大逆転の金メダル。この栄光を陰で支えた25人のテストジャンパーたちの知られざる感動秘話を、田中圭、、土屋太鳳、山田裕貴、眞栄田郷敦らを主要キャストに迎えて描いた映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』が6月18日(金)より全国公開される。
1998年長野オリンピック・スキージャンプ団体の大逆転の金メダルを支えた西方仁也をはじめとする25人のテストジャンパーたちの知られざる感動秘話を描いた本作。2019年の1月から2月にかけて、長野オリンピックの舞台となった白馬ジャンプ競技場で実際に撮影が行われたが、監督・飯塚健が本作の映画化を決意したのは、2011年のことだった。
長野オリンピックで日本がスキージャンプ団体金メダルを獲得した際、原田雅彦選手がインタビューで「俺じゃない。みんなだよ」とコメントしたことが有名だが、飯塚監督は当時【みんな】というのは、原田と共に代表チームとして戦った岡部孝信選手・齋藤浩哉選手・船木和喜選手のことだと思っていたそうだが、実際には3人の選手以外のことも含まれていたという。それは、25人の【テストジャンパー】と言われる人たちの存在で、日本の金メダル獲得のチャンスのために、中断した競技の再開をかけ命がけでジャンプを飛んだ人々であった。
飯塚監督は「そんな舞台裏で戦ったテストジャンパーの存在を知った瞬間、映画にすべきだと直感しました。(東日本大震災のあった)2011年のことだったから、より一層『この絆の物語なら、勇気を受け取って貰えるのでは』と強く思えたのかもしれません。」と、本作の映画化を決意した当時を振り返った。さらに、「あの震災当時に映画化すべきだと強く思い立ったこの作品が、今、より多くの人々に届くことを願っています」とコロナ禍の今、本作が人々を勇気付ける存在であればと思いを紡いだ。
映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』は6月18日(金)より全国公開
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