1月30日(現地時間)、第22回全米映画俳優組合賞(Screen Actors Guild Awards)の発表が行われ、映画『リリーのすべて』のアリシア・ヴィキャンデルが助演女優賞を受賞したことが、わかった。
『レ・ミゼラブル』で知られるトム・フーパー監督による、本年度のアカデミー賞では最有力との呼び声も高い本作は、今から80年以上も前に世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人リリー・エルベの今から80年以上前の実話に基づく物語。
命のリスクを冒してでも自分らしく生きることを望んだ主人公と、その一番の理解者であり続けた妻の触れ合いのドラマを、心揺さぶる演技と演出によって綴られた勇気と愛の感動作。
アカデミー賞主演男優賞に輝いた『博士と彼女のセオリー』のエディ・レッドメインが演じるのは、アイナー・ヴェイナーの心の中で生まれ、やがてひとりの女性としての人生を獲得していくリリー・エルベ。アイナーとリリーという狭間で揺れ動く葛藤と成長を高い演技力で見事演じ切り、2年連続のオスカー受賞に期待が高まっている。
そんなエディに負けない存在感を発揮しているのが、ゲルダ役のアリシア・ヴィキャンデル。『コードネーム U.N.C.L.E.』や『ボーン』シリーズの最新作のヒロインにも抜擢されたアリシア・ヴィキャンデルが、エディに劣らぬ存在感を発揮しているゲルタ役を演じる。
そして今回の第22回全米映画俳優組合賞(SAG賞)で名前が呼ばれたアリシアは、エディ・レッドメインと熱いハグを交わし、監督やスタッフへ感謝の言葉を述べるなど、オスカー受賞にまた一歩近づく結果となった。
日本時間の2月29日(月)発表の第88回アカデミー賞においては、主演男優賞(エディ・レッドメイン)、助演女優賞(アリシア・ヴィキャンデル)、美術賞、衣装デザイン賞、の主要含む4部門にノミネートしている。
ルイ・ヴィトンの今季秋冬キャンペーンの顔としても活躍する、今、最も旬の女優アリシア・ヴィキャンデルに、目が離せない。
映画『リリーのすべて』は、3月18日(金)より全国公開
【STORY】
1926年、デンマーク。風景画家のアイナー・ヴェイナーは、肖像画家の妻ゲルダと共に公私とも充実した日々を送っていた。そんなある日、ゲルダに頼まれて女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、アイナーは自分の内側に潜んでいた女性の存在に気づく。それ以来、“リリー”という名の女性として過ごす時間が増えていったアイナーは、心と身体が一致しない自分に困惑と苦悩を深めていく。一方のゲルダも、夫が夫でなくなっていく事態に戸惑うが、いつしかリリーこそがアイナーの本質なのだと理解するようになる。移住先のパリで問題解決の道を模索するふたり。やがてその前にひとりの婦人科医が現れる-。
【CREDIT】
監督:トム・フーパー
脚本:ルシンダ・コクソン
出演:エディ・レッドメイン/アリシア・ヴィキャンデル/ベン・ウィショー/アンバー・ハード/マティアス・スーナールツ
原題:The Danish Girl/提供:ユニバーサル映画/製作:ワーキング・タイトル、プリティ・ピクチャーズ
配給:東宝東和
公式サイト:http://lili-movie.jp
©2015 Universal Studios. All Rights Reserved.