映画『ライチ☆光クラブ』初日舞台挨拶が13日、都内・新宿バルト9にて行われた。この日、主演の野村周平をはじめ、古川雄輝、中条あやみ、間宮祥太朗、池田純矢、松田凌、戸塚純貴、柾木玲弥、藤原季節、岡山天音、内藤瑛亮監督ら総勢11名の豪華キャストが集結した。
漫画家・古屋兎丸の熱狂的人気を誇る同名コミックを映画化した本作は、黒い煙と油に塗れた蛍光町と廃工場の秘密基地“光クラブ”を舞台に、大人のいない世界をつくろうとした9人の少年たちによる裏切りと愛憎の物語であり、彼らが作り上げた機械“ライチ”と少女カノンの純愛を描いたダークファンタジー。
今回は撮影時のエピソードやバレンタインにちなんだ質問に、ネームプレートを使ってクロストークを披露するスタイルの舞台挨拶に。初日を迎えて「寂しい気持もありますが、こっからがスタートなのでよろしくお願いします」とあいさつした野村。「現場で一番、撮影が大変そうだったのは?」という質問に対し、「古川くんはセリフの量も膨大だったし、最後がすごいのよ!最初から最後まで大変そうだった。ずっと影ながら応援してました」と古川を労った。
一方、「中条あやみ」を挙げた古川は「みんな血のりを浴びるんですが、中条さんは水の中に浸かるので寒くて大変だったろうなと思いましたね」とコメント。ヒロイン・カノン役の中条は「大変だったのは否定しないです(笑)けど皆さんに『頑張ったね』と言ってもらえて嬉しいですね」とにっこり。
続けて「誰の演技がすごかったか」と聞かれた古川は「池田くんですね。非常に迫力のあるお芝居をしていて、僕もつい彼の手を踏みつけるというアドリブをしました」と振り返ると、池田は「青あざになりました(笑)でも嬉しいですね!」と喜びを明かした。さらに「撮影中とプライベートにギャップがあった人は?」という質問に、間宮は「中条さんですね。皆さん知ってのとおり可憐で可愛いんですが、現場ではもの凄くタフなんです。ほんとに過酷な撮影だったんですが、愚痴一つこぼさず猛獣だらけの撮影をよく絶え抜いた。その精神力にギャップを感じましたね」と絶賛した。
また「この人の弱点に気づいた」という質問で、間宮は「(撮影期間に)昼夜逆転してハイになってたのもあるかと思うんですが、あの男らしい野村くんが僕の胸で寝てしまいまして。『いい匂いする祥太朗』って呟いてた。すっごい可愛かった」と暴露。野村は「(過酷な撮影に)疲れてしまって、なにか理性がぶっ飛んでしまったんでしょうね」と照れ笑いをみせた。
舞台挨拶の最後には、バレンタインが近いということもあり「これまで一番チョコをもらっていそうなのは?」という質問も。「古川くんと2人で温泉にいった」と話す池田は「すごいかっこいいのに、サウナに入って開始3分くらいでギブアップしちゃう古川くんのかわいさ、これはモテるなと思いましたね」と褒めちぎった。そんな古川は「男性から見ても色気があって、間宮くんが一番モテるかな」と応え、ガッツポーズをみせる間宮は「最高の気分ですね!(古川から)もらってもあげないよ!」と喜びを爆発させていた。
映画『ライチ☆光クラブ』は新宿バルト9ほか全国公開中
【CREDIT】
原作:古屋兎丸「ライチ☆光クラブ」(太田出版)
監督:内藤瑛亮 脚本:冨永圭祐、内藤瑛亮
出演:野村周平/古川雄輝/中条あやみ/間宮祥太朗/池田純矢/松田凌/戸塚純貴/柾木玲弥/藤原季節/岡山天音/杉田智和
配給・宣伝:日活 制作:マーブルフィルム
©2016『ライチ☆光クラブ』製作委員会