『星ガ丘ワンダーランド』中村倫也、人生最大の落とし物エピソードを暴露「電車に台本を…」

映画『星ガ丘ワンダーランド』初日舞台挨拶が5日、都内・新宿バルト9にて行われた。この日、主演の中村倫也をはじめ、佐々木希、木村佳乃、市原隼人ら豪華キャストに加え、子役の高橋曽良、佐藤優太郎、本作のメガホンを取った柳沢翔監督が出席した。

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本作は、星ガ丘駅の「落とし物預かり所」で働く青年・温人が、20年前に姿を消した母の不可解な死の真相に迫る至極のミステリー。

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「お蔵入りせず、ようやく皆さんに観ていただけて嬉しいです」とあいさつした中村。劇中で菅田や市原と対峙する関係性にある役どころを「いろんなキャラクターから影響を受ける、どちらかというと受け身な性格。魅力的な役者さんが入れ替わりながら影響を促してくれて、ジャズのセッションをしているかの様な感じでした。いろんな人と芝居を交わすことが出来たのがすごく楽しかったし、贅沢な経験でした」と振り返った。

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中村との共演に佐々木は「何度も共演させていただいて、ほんとに頼れる先輩で安心して飛び込めた。現場での集中の仕方であったり、スタッフさんやキャストの方々への気の配り方とか、改めて勉強になりました」と刺激を受けた様子。また、温人の閉ざされた心を開くキーパーソン・楠仁吾を演じる市原は「『ゴミの中には、いろんな人間の気が入っているんだ』っていう台詞がある。まさにその通りで、(楠仁吾は)夢を持つことも辞めてなんとなく生きた人間なので、温人には同じ道を歩んで欲しくないので強い感情を押し付けるんです」と自身の役どころを熱弁。

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舞台挨拶では、主人公・温人の仕事である「駅の落とし物預かり所」にちなみ、人生最大の落とし物エピソードを披露。佐々木は「昔、親戚のおじさんから頂いたお小遣いで買った財布を(カラオケの)トイレに置き忘れてしまって。すぐに取りに戻ったけど無くなってたんです!」と苦い思い出を告白。市原は「小学生の頃はやんちゃばかりしていた。遊びながら学校と家を行き来する通学路がとっても 大好きで。ランドセルを忘れて学校に行った時は自分でもビックリしましたね」と笑顔をみせた。一方、「デビューしたての頃、電車に台本が入った封筒を忘れた」という中村は「超重要書類なんです。本当に無くしたらヤバいもので焦りましたが、すぐ駅に戻ったら『落とし物預かり所』にありました」とホッとした様子。最後に「胸を張って、是非観てもらいたいと言える作品です。葛藤や心の奥底にある人間の生身の部分が浮き彫りになる作品になった。佐々木希さんや木村佳乃さんの丸裸な部分が見られますよ(笑)」とアピールし、笑いをとって締めくくった。

映画『星ガ丘ワンダーランド』は全国公開中

【CREDIT】
監督:柳沢翔   脚本:前田こうこ/柳沢翔
出演:中村倫也/新井浩文/佐々木希/菅田将暉/杏/市原隼人/木村佳乃/松重豊
配給:ファントム・フィルム

©2015「星ガ丘ワンダーランド」製作委員会

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