映画『超高速！参勤交代 リターンズ』完成報告会見が16日、都内にて行われ、主演の佐々木蔵之介、深田恭子、伊原剛志、寺脇康文、柄本時生、六角精児、陣内孝則、西村雅彦、菊千代（猿）、本木克英監督ら豪華キャストが出席した。
幕府から突然の参勤交代を命じられた磐城国（現在の福島県いわき市）の湯長谷藩一行。前作で無事に山道を走り抜けなんとか江戸への参勤を果たしたが、参勤交代とは、行きが＜参勤＞帰りが＜交代＞のため、まだ参勤交代は終わっていなかった。続編で湯長谷藩一行は故郷を目指し江戸を出発するが、その道中に藩で一揆が勃発、ついには城を奪われるという大ピンチに襲われる。
前作の公開から約2年。続編が決まった時の心境を聞かれた佐々木は「『またですか、参勤終わったやないですか』と。（製作陣から）『やります！帰りです！倍走っていただきます』と言われ、“超高速”で続編が決まりました。またみんなと顔合わせることができて、本当に幸せな気持ちです」と明かし、紅一点、赤の着物姿で登場した深田は「どんな映画かを説明するのがすごく簡単で、『参勤交代を超高速でする話です』と前回は話してましたけど、今回は帰りです！皆さんとまたお会いするのをすごく楽しみにしていました」と笑顔を見せた。
続編が決まってすぐ“体作り”を始めたという西村は「長距離を走るのが苦にならないような体、毎日疲れるまで走りました（笑）あとは人前でも恥ずかしがらず大きな声を出す！おかげで本番にいい感じで臨めました」と撮影を振り返り、「露天風呂での私のお色気シーンもお楽しみに」とアピールする寺脇は「前回は上地雄輔がいたんですが、怪我をして江戸に残るという設定になってまして。いたずら小僧の雄輔がいなかったので、現場が大人なゆったりした感じで撮影が進みました。あいつ人が膝をつくとこに大きい石を置いてくるんです！“痛っ”ていうのがなく非常に落ち着いた現場でしたね（笑）」と語った。
一方、敵対する幕府の殿様を演じる陣内は「日本を代表する実力派大俳優の皆さんと再び共演させていただき、本当に光栄の至りでございます」と喜びを語り、「若い頃はルックスだけで売れちゃったもんですから、中年になって伸び悩んでおりました。本木監督らの演出のもと、透明感のある演技から脱皮し、今ちょっと俳優として伸びてる感じがしています」と自信をのぞかせた。さらに、「前作より力を入れて、俳優生命をかけて挑みました！この作品が『寅さん』のようにシリーズ化して、生活が安定したらいいなぁと。将来的には湯河原に別荘を持ちたいと思っています」と報道陣から笑いを取った。
最後に本作の手応えを聞かれた佐々木は「盛り沢山でしたね！やり尽くしたというか、やったった感はある。やりすぎましたけど、そこは後悔はしてないです。満足してます！」と自信をのぞかせ、「時代劇って自由だなと思いました。陣内さんのレインボーシャドーメイクしかり、西村さんの必要以上な大声しかり、なんでもありな時代劇って面白いなと。気楽に親しめる娯楽作品になりました。今回は帰りの話、気兼ねなく楽しんでいただけたら」とアピールした。
映画『超高速！参勤交代 リターンズ』は9月10日より全国公開
【CREDIT】
監督：本木克英
出演：佐々木蔵之介／深田恭子／伊原剛志／寺脇康文／上地雄輔／知念侑李（Hey!Say!JUMP）／柄本時生／六角精児／古田新太／近藤公園／渡辺裕之 ／中尾明慶／富田靖子（特別出演）市川猿之助／石橋蓮司／陣内孝則／西村雅彦
企画・配給：松竹 公式サイト：cho-sankin.jp
©2016「超高速！参勤交代 リターンズ」製作委員会
