石田スイ原作、週刊ヤングジャンプにて連載中の累計1800万部を誇る超人気コミックス『東京喰種』の実写映画化のキャストが発表。主演に窪田正孝、ヒロインを清水富美加が務めることがわかった。
2011年のコミック連載開始からその魅力的な世界観に10代、20代の男女を中心に熱狂的なファンがつき、2014年にアニメ化、そして2015年からは舞台化、ゲーム化など、様々なメディアで人気を博す大ヒットコミック。人を喰らう怪人”喰種(グール)”が跋扈する東京を舞台に、人間の命を奪い、喰い生き永らえる怪人の存在に疑問と葛藤を抱きつつ、あるべき世界のあり方を模索する青年の姿を描く。
主人公カネキこと金木研を演じる窪田は「たくさんの原作ファンの方の意見、思いがあると強く受け止めています。石田スイ先生のメッセージも読ませていただきました。有り難すぎるお言葉に気持ちが救われました。ただ実際は自分もビビっているのが本音です」と心境を明かし、「先生をはじめ、ファンの方の大切な大切な東京喰種という作品。誠に微力でありますが金木研くんという大役に寄り添い、深く大事に演じさせてただきたく思います。石田先生、原作ファンの方、東京喰種の名に恥じないよう現場でスタッフキャストの皆さんと精一杯作り上げて行きたいと思います」と真摯に向き合っていくことを誓った。
喰種が集まる喫茶店・あんていくでアルバイトをする女子高生トーカこと霧嶋董香を演じる清水は、「生まれてから大した地獄を知らなければ、見たこともないです。故に、どういったものを、どのように、どのくらい削ぎ落とさなくてはいけないのか、どのくらい自分を追い込まなくてはいけないかということが、計り知れないことは分かります」と不安をのぞかせ、「声をかけて下さった方々に後悔をさせたくない、という思いと、役を頂いた以上、物語の持つテーマを感じとっていただけるように、いや、そのテーマが何かも今は分からないのですが、詰めて詰めて、撮影が終わったら死んでもいいくらいの気持ちで真摯に作品に望んでいきたいと思っております」と意気込みを見せている。
原作者の石田は、窪田について「『カネキが実際にこの世界にいたらこういう感じ』というキャラのイメージぴったり」と話し、清水についても「トーカを演る上で、ひとつこちらから“無理”をお願いしまして、清水さんがそれを受けてくださったとお聞きしました。そこに清水さんの強い意志を感じましたし、トーカに通じる部分を持っていらっしゃるように思いました」と述べている。
映画『東京喰種』は7月にクランクイン、9月にクランクアップ予定
2017年夏に全国公開
公式サイト:http://tokyoghoul.jp
©石田スイ/集英社 ©「東京喰種」製作委員会