庵野秀明が脚本・総監督、樋口真嗣が監督を務める『シン・ゴジラ』が7月29日より全国公開され、8月1日までに観客動員71万人、興行収入10億円を突破。この動員数をもって「ゴジラ」シリーズが累計観客動員数で1億人突破、邦画実写シリーズ初の最高記録を達成した。
1954年公開の第1作『ゴジラ』における古生物学者・山根恭平博士(志村喬)の推論によると、『ジュラ紀から白亜紀にかけて棲息していた海棲爬虫類が陸上獣類に進化しようとする中間過程(劇中において巨大で強大な力があることを考慮し恐竜とは断定せず)にあった生物の末裔が海底洞窟に潜んで現代まで生存しつづけていたが、度重なる水爆実験の影響により安住の地を追い出され姿を現したものがゴジラとされているが、あくまで推論でありはっきりとした証拠もない。多くの解説文には核実験の放射能で恐竜が変異した生物である』と記述されている。
また、平成ゴジラシリーズでは元となった恐竜ゴジラザウルスが登場している。「ゴジラ」の名は、劇中では大戸島(架空)の伝説の怪獣「呉爾羅」に由来する。口から恐るべき放射能を吐き、すべてのものを焼き尽くす。シリーズは大別すると第1期・昭和ゴジラシリーズ(1954~1975)、第2期・平成ゴジラシリーズ(1984~1995)、第3期・ミレニアムゴジラシリーズ(1999~2004)が存在し作品や時代によってキャラクター設定・デザインが異なる。『シン・ゴジラ』は、『ゴジラ FINALWARS』以来、日本で12年ぶりに製作された最新作で、「ゴジラ」シリーズでは54年の『ゴジラ』以降初めて「ゴジラが初めて現れた世界」を描いた作品となっている。
山内章弘エグゼクティブプロデューサーは「今回、シリーズ動員1億人突破という記録を打ち立てられたのは、日本国民皆さんにゴジラを愛していただいた、まさに『ニッポン愛ゴジラ』の賜物です。本当にありがとうございました。1954年に誕生した初代『ゴジラ』の精神を受け継ぎ、進化した今回の「シン・ゴジラ」も、今までの作品同様、50年、100年と皆さんに愛して頂ければこんなに嬉しいことはありません」と喜びのコメントを寄せている。
映画『シン・ゴジラ』は全国東宝系にて大ヒット公開中
【CREDIT】
脚本・総監督:庵野秀明
監督・特技監督:樋口真嗣
出演:長谷川博己 竹野内豊 石原さとみ 他オールスターキャスト
製作・配給:東宝株式会社 映画公式サイト:http://shin-godzilla.jp/
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