映画『超高速!参勤交代 リターンズ』初日舞台挨拶が10日、都内・丸の内ピカデリーにて開催され、佐々木蔵之介、深田恭子、伊原剛志、寺脇康文、知念侑李(Hey! Say! JUMP)、柄本時生、陣内孝則、西村雅彦、本木克英監督が出席した。
幕府から突然の参勤交代を命じられた磐城国(現在の福島県いわき市)の湯長谷藩一行。前作で無事に山道を走り抜けなんとか江戸への参勤を果たしたが、参勤交代とは、行きが<参勤>帰りが<交代>のため、まだ参勤交代は終わっていなかった。続編で湯長谷藩一行は故郷を目指し江戸を出発するが、その道中に藩で一揆が勃発、ついには城を奪われるという大ピンチに襲われる。湯長谷藩主・内藤政醇を演じる佐々木蔵之介をはじめ、深田恭子、伊原剛志、寺脇康文、上地雄輔、知念侑李(Hey! Say! JUMP)らが前作に引き続き出演する。
本作の公開を祝して、舞台となった湯長谷藩・現在の福島県いわき市より「いわき湯本温泉連合青年有志会」のメンバーが会場に駆けつけ、劇中に登場する「じゃんがら念仏踊り」を生披露。超満員の会場が沸く中、佐々木は「いよいよ初日を迎えることができました。超高速!で劇場に来ていただきありがとうございます」と挨拶。西村は「ご覧になった皆さんは、知念くんのいい体を見てかなり興奮したと思いますが、その興奮を持ち帰って、様々なツールを使って拡散していただき、仲間を作ってください。君たちは興奮しているはずだ!知念くん、君は本当に素晴らしい!ありがとう!万歳!」と会場を笑いに包んだ。
司会者より「本作のタイトル『リターンズ』にかけて、さらに続編があるとしたらどの役でリターンズされたいか」と問われると、佐々木は「まず続編はないと思いますが(笑)一瞬、頭をよぎるのは知念くんの役ですけど、続編ならこれまで無理難題を散々言われてきたので、今度は信祝(陣内孝則)がいいかなと思っているのですが…と、思いながらも深田さんとの夫婦のポジションを外すのは痛いので、一周回って殿のままで戻ってきます(笑)」とコメント。深田は「藩の皆さんがいわき弁で盛り上がっているのがうらやましいので、続編があれば、藩士でもお咲でもいいのですが、いわき弁でお話してみたいです」といわき弁への憧れを明かした。
続けて、伊原が「深田恭子さんになって、佐々木蔵之介さんに愛してもらう」と話すと、佐々木「いや…僕より(背が)大きいのに…。まあ、いっぺんトライしてみます(笑)」と返答。さらに西村が「僕も、お咲の役ですね。佐々木さんに一度、抱擁してもらいたい。愛を語り合いたい。いつも見守られていたい」と再び佐々木の相手役を希望すると、佐々木は「まあ、いっぺんはやってみます(笑)」と苦笑。タジタジな様子をのぞかせた。
一方の寺脇は「知念くんのふんどしになってみたい。見えるか見えないかのところを頑張りながらね…(笑)」と意外な役を希望。知念が「僕は、結構動くので大変だと思いますよ」と返すも、寺脇「腰にしがみつくので大丈夫です!」と謎の自信をのぞかせた。そんな知念は「伊原さんの忍者がいいですね。体を使えるのでアクロバットな忍者をやりたいです」と監督へ熱い視線を送っていた。
イベントでは、公開初日のこの日がまさしく「参勤交代」のゴールということで、湯長谷藩の殿を演じた佐々木が最後の難題に挑戦。舞台上にボールとゴール、測定器が登場し、佐々木が「超高速!シュート」を放つことに。今回は「参勤交代」の語呂合わせで、35km/hが出れば参勤交代達成。キャスト&観客が見守る中、放たれた1発目のシュートは残念ながらポストに直撃。しかし、2発目のシュートが見事ゴールイン、記録は37km/hで目標を達成した。
その姿に深田は「かっこよかったです!最初びっくりしてマイクを歯にぶつけてしまいました(笑)」と、その迫力に驚いた様子。最後に佐々木は「続編となってどうなるか不安でしたが、こんなに多くの皆さんの笑顔で迎えてくださり、よかったよって、おもしろいですよって言ってもらえて本当に励みになりました。映画の最後に『人は、誰と出会ったかだ。人は宝だ。』とありますが、本当に多くの人に出会って恵まれた作品だと思っています。この映画がより多くの人に愛されることを願っています」と締め、イベントは幕を閉じた。
映画『超高速!参勤交代 リターンズ』は全国公開中
【CREDIT】
監督:本木克英
出演:佐々木蔵之介/深田恭子/伊原剛志/寺脇康文/上地雄輔/知念侑李(Hey!Say!JUMP)/柄本時生/六角精児/古田新太/近藤公園/渡辺裕之 /中尾明慶/富田靖子(特別出演)市川猿之助/石橋蓮司/陣内孝則/西村雅彦
企画・配給:松竹 公式サイト:cho-sankin.jp
©2016「超高速!参勤交代 リターンズ」製作委員会